タイは５年前のプーケットに続いて２度目。前回は家族旅行でしたが、今回は「アジア太平洋広告祭」というイベントへの参加でした。場所はパタヤビーチ。バンコクから南東へ150kmのところにある有名なリゾートで、以前テレビバラエティでウッチャンとホリケンが「パタヤビーチへようこそ！」というショートコントを演じていたあのパタヤです。

　この時期のタイは乾季で一年で一番暑い時期。日差しの強い日中は外を歩くと死にそうなくらい。当然どこでも南国はそうですが、夕方から夜にかけてが賑わいます。今回は出張で行っていることもあり、あまりホテルから繰り出すということもしなかったのですが、それでもビーチ沿いのレストランパブで海に沈むサンセットを見ながらビールを飲んでいると、なかなかに極楽気分でした。

　パタヤでもバンコクでも行ったのですが、タイと言えば何と言ってもタイ式マッサージです。フットマッサージ１時間で僕らが行った高級そうな店でも1000円弱。これでしっかりとマッサージをしてくれるのですからみんなはまってしまいます。僕は２回しか行きませんでしたが、毎晩行っていたものや、半日で３軒をハシゴした奴もいましたが、その気持ちもわかるほど。右足の肉離れが治っていたからやってもらえましたが、もしもう１ヶ月この出張が早かったら、フットマッサージは無理だったでしょうから、本当に良かったです。

　４泊６日とは言え、ほとんど会場で広告を見ていたりセミナーを聞いていただけだったので、時間の割にはタイに触れることができず残念でしたが、それでもタイの良さは少しわかった気がしました。人なつっこいタイの人々、元気な街、物価の安さ、意外なほどに発展しているバンコク市内。美人が多いのも嬉しいし寺院観光をすると圧倒されるし、猥雑で雑多で混沌しているいかにもアジア的な空間に身をおいていると奇妙なエネルギーが体内に満ちてきます。残念ながら僕はタイ料理がそれほど得意ではないので長居はできませんが、食事が合えば長期滞在も楽しいことでしょう。