日曜日のバンコクは猛暑でした。バスやタクシーのエアコンもあまり効かないくらいで最高気温は３７度くらいまで上昇したようです。４０度を超えることもあるバンコクではこのくらいの暑さは慣れっこかも知れませんが、春先の日本から来た人間には耐え難い暑さでした。

　で、その猛暑のバンコクから飛行機に乗って降りた月曜日朝の名古屋の気温は２度。セントレアで雪がちらついているのを見かけた時には「嘘だろ」と呟いてしまいました。寒暖差３５度を１日の間で体験するのはかなり身体的にきつい作業です。

　そもそも、タイから名古屋までずっと寝ていません。パタヤのホテルで起きたのが７時半（日本時間９時半）。そこからすでに２５時間を経過しています。飛行機のフライト時間は５時間で、最初と最後の１時間は離着陸で食事も出ますし、真ん中の３時間の間に映画『三丁目の夕日』を見てしまったので、結局深夜から早朝にかけて飛ぶ機内で一睡もできなかったのです。

　人間は寝ることで記憶を整理するそうですが、２５時間も起き続けていると本当にずっと１日が続いている感じで、その中に３７度のバンコクと２度の名古屋が共存していることが実に不思議な感じです。このままずっと起きていたら、この「のべっ」とした記憶の繋がり具合がどんな感じになっていくのかちょっと興味がありますが、毎日が日曜日の学生ではないので、やはりちゃんと寝て記憶を整理して仕事に備えるべきなんでしょう。きちんと記憶を整理してから、改めてタイの感想なども書いていきたいと思います。