実は最近はまっているのが「Googleローカル」。検索エンジンのGoogleが提供しているマップサービスなのですが、実際に地図が載っているのはアメリカ、イギリス、日本の３ヶ国のみ（実はトリノもあります）。世界中が検索できるようになっていれば素晴らしいのですが、日米英だけでは少々地図としては物足りません。

　ただ僕がはまっているのはこの地図ではなく、この地図と切り替えて見ることができる「サテライト」。つまり人工衛星からの写真です。地図と違って、この衛星写真は世界中をカバーしています。東京やニューヨークのみならず、パリだろうがシドニーだろうがカイロだろうが詳細な写真を見ることができます。

　その写真の精密さは正直驚きます。場所によってどこまで寄った写真が見られるかは違うのですが、もっとも細かい写真が見られるアメリカ主要都市では、自由の女神像の近くを歩いている人の数が確認できるし、ゴールデンゲートブリッジの上を走っている車の色まではっきりわかります。日頃は壁の向こうで直接見られないような施設でも全て上から見えてしまうのですから、これは凄いことです。皇居の中も北朝鮮の様子もありありとわかってしまうのですから。

　提供されている写真は少し古いもののようで、例えば愛知万博会場を見ると、まだパビリオンが建設中です。恐らく１年以上前の写真でしょう。あくまでも地図の補完として考えても、実際に現地の様子を写真で見ることができるのですからとても実用的なのですが、それ以上にやはり世界中のどんな場所でも空から細かに見ることができるということに感動と興奮を覚えます。

　すでに僕はエジプトのピラミッドも、パリのエッフェル塔も、シドニーのオペラハウスも、リオのキリスト像も、ナイアガラの滝も、テニスの聖地ウィンブルドンもこれで見ました。まさにデスクトップ上の世界旅行気分が満喫できます。

　と言うことで、昨日はずっとタイのバンコクとパタヤビーチの様子を眺めていました。何が「と言うことで」かと言うと、今日からそちらの方面に出張に出かけるからです。戻ってくるのは週明けになります。しばらくお休みしますが、またタイレポートをお楽しみにお待ちください。