元モーニング娘。の加護亜依が喫煙を雑誌「ＦＲＩＤＡＹ」で報道されて謹慎処分になったそうです。未成年の加護ちゃんがタバコ吸っちゃいけないのは当然ですし、それが報じられてしまった以上、事務所としても処分を課さないわけにはいきません。このこと自体は「ふーん」という程度のニュースです。

　ただひとつ納得いかないのは、なぜ未成年の加護ちゃんが堂々と名前を公表されているのに、飲酒で処分されたＮＥＷＳのＵやＫは「未成年メンバー」扱いなんでしょう？加護ちゃんがこれだけ大っぴらに名前を出されるのなら、当然ＵやＫだって名前を報道すべきでしょう。

　未成年の飲酒と喫煙、どちらもまあごく一般的にあることですが、僕が親ならもちろん喫煙の方を咎めます。飲酒だって勧めはしませんが、高校生ならともかく１８才以上ならまあ大目に見てもいいでしょう。しかし喫煙は例え２０才を超えていても「やめろ」と注意します。年齢は関係ありません。タバコは吸わない方が良いに決まっているからです。

　そもそも男の子が酒を飲むのと、女の子がタバコを吸うのとではアイドルとしてのイメージダウンの度合いが比較にもなりません。松たか子は有名なヘビースモーカーらしいですが、その一点だけで僕は「清純派」「お嬢様」女優として（だからこそ？）彼女に好感を持つことができないのです。体内に蓄積されるニコチンが、胎児にどれだけ悪影響を与えるかという一点を考えただけでも（もちろん他にもたくさんのデメリットがありますが）若い女の子がタバコをスパスパ吸うのはアホのすることだと思います。

　ジャニーズという帝国的体質の事務所の力がＵやＫを「未成年メンバー」という呼称にしてしまったのでしょうが、それはともかくとして、加護ちゃんの名前出し処分には「一罰百戒」的な狙いもあるのでしょうか？だとしたら大した効果は得られないと思いますが、もしかしたら「え？１８才はタバコ吸っちゃいけないの？」という程度の認識の世の中のバカ娘たちに「ダメなんだよ」と告知するくらいの効果は期待できるかも知れません。じゃないと、とばっちりで仕事がなくなる辻ちゃんが可哀想です。