幹事クリタのコーカイ日誌2005

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12月27日 ● 歩きタバコで罰金。

 名古屋市ではこの3月から「路上禁煙地区」を4ヶ所決定し、歩きタバコをやめるように呼びかけていました。うちの会社の前もそうなので、時々黄色いハッピを着た初老の男性たちがのぼりを持って歩いているのを見かけます。

 ただおじいちゃんがハッピを着て歩いているだけで、どれだけ効果があるのかは極めて疑問でした。路上禁煙を条例で禁止してからも、みんな平気でタバコを吸いながら歩いていますし、そもそも周知が徹底しておらず、歩きタバコをするような不心得な人間ほど、そうしたニュースに興味も関心を払っていないだろうと思いました。

 名古屋市の調査では実際に路上禁煙は全く減っておらず、4地区での定点調査をしてみたら喫煙率も吸い殻の数も実施前とほぼ同レベルだったそうです。条例では違反者から2万円以下の過料を徴収できるということになっていますが、実際には徴収していなかったので、この調査の結果を受けて路上禁煙をした者から今後は過料を徴収することにしたそうです。

 過料の額と実施時期はまだ決めていないけれど、すでに徴収を実施している千代田区や広島市の例を参考に1000円〜2000円とする方針だそうです。実際に過料徴収をするとかなり劇的な効果があるそうですから、ぜひ名古屋市でも早期に徴収を実施して欲しいと思います。それもどうせならそんなちゃちな額ではなく、きっちり2万円取ってやれば良いのです。それでも敢えて路上喫煙するようなバカはそうそういないでしょうから。

 問題はあの黄色いハッピを着たおじいちゃんたちが、歩きタバコをしているバカな連中からちゃんと金を徴収できるかどうかです。歩きタバコをしているのは、バカそうな若者や、チンピラ、怪しいオッサンが大半です。彼らに向かって人の良さそうなおじいちゃんが「路上喫煙は条例で禁止されています。過料を払ってください」と言っても、素直に払うとはとても思えません。若者は集団で歩いていますから、数に頼って暴れ出すことだってあるでしょう。そうなるとおじいちゃんたちではどうしようもないと思います。

 ボランティアでは危険でとても割の合わない仕事ですし、警察にはそこまで割ける予算も人員もないでしょう。ここは民間警備会社にでも頼んで、歩合制で過料の50%を払うということにしてみてはいかがでしょう?過料が2万円、1日に1人で10人見つければ20万円の売り上げで利益が10万円です。これならきっと警備会社もペイするから最初は何とかなると思います。まあ違反者がいなくなってしまえば売り上げも伸びず警備会社は手を引くでしょうが、そうなるまでが大変なんですから悪くはないプランだと思います。


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