幹事クリタのコーカイ日誌2005

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1月20日 ● 全豪オープンテニス。

 昨年メルボルンまで見に行った全豪オープンテニスが今年も開かれています。残念ながら日本勢は杉山愛が1回戦で負けたのを始め、あまり好調とは言えない結果になっていますが、それでも明るいニュースが2つありました。

 1つは女子シングルスで中村藍子が予選から勝ち上がり初のグランドスラム本選出場、さらに1回戦も勝ったことです。中村は高校時代にテレビ番組で取り上げられたりしましたが、その後も順調に成長し、昨年に大きくランキングをジャンプアップ。いよいよ今年はトップ100位入りを狙います。2回戦は第10シードで地元オーストラリアのアリシア・モリーク相手だけに苦しい戦いとなるでしょうが、思い切って攻撃的に戦って欲しいものです。

 もう1つの明るい話題は男子シングルスの鈴木貴男。こちらも予選を勝ち上がって本選入り、さらに1回戦でも強敵ジャン・マイケル・ギャンビルを倒して勝利を挙げました。日本男子では実に松岡修造以来の快挙です。

 さらに鈴木は昨日ナンバー1のロジャー・フェデラーに挑みました。さすがにストレート負けを喫しましたが、スコアは6-3、6-4、6-4と大健闘でした。ベテランと呼ばれる年齢になりながらさらに進化を続ける鈴木貴男。今年はこれまでにない活躍を期待したいと思います。

 あと杉山愛のダブルスも優勝の期待がもてます。こちらはパートナーのディメンティエバが早めにシングルスで負けてくれることがポイントになります。準決勝あたりまで勝ち上がってしまうと、ダブルスは棄権する可能性があるからです。それさえなければ、他の上位シードのダブルスチームにも決してひけをとらないと思います。準決勝で当たるブラック/フーバー組が山でしょうね。

 さて、優勝争いの方ですが、男子は断然フェデラーでしょう。今年は年間グランドスラムを狙うほど他の選手を引き離してしまいました。ロディックやサフィン、ヒューイット、コリア、アガシなどももちろんタイトルを狙っているとは思いますが、パーフェクトなフェデラーを阻むのは苦しいと思います。

 女子は混戦です。ウィリアムズ姉妹の時代からベルギー勢の時代、そして去年はロシア勢が女子テニス界を席巻しました。今年もロシアパワーは健在ですが、マークも厳しくなるし昨年ほどの活躍は難しいと思います。

 第3シードのミスキナ、4シードのシャラポワ、5シードのクズネツォバ、6シードのディメンティエバと並ぶロシア勢に対抗するのは、第1シードのダベンポート、7シードと8シードのウィリアムズ姉妹のアメリカ勢。その米ロ対決に割って入るのが第2シードのモーレスモ(フランス)。いずれの選手にも十分チャンスはあります。

 単純に実力で言えばセレナ・ウィリアムズがやはり今でも抜けていると思いますが、この姉妹はテニスに対するモチベーションが低いようなのが弱点。「勝ちたい」という意欲と安定感から、グランドスラム初制覇を狙うモーレスモの優勝と予想したいと思います。

 去年実際に現場に行って体験してきた大会だけに、WOWOWで見ていても臨場感が違います。いつか他のグランドスラムも行ってみたいものです。


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