幹事クリタのコーカイ日誌2004

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10月17日 ● 「よそいき」で負けた中日。

 5年振りに地元中日ドラゴンズが出場している日本シリーズ。50年前に魔球フォークを操る大エース杉下茂を擁して日本一を獲得して以来、ずっとシリーズでは苦杯を喫し続けている中日としては、今回こそという思いが強いことでしょう。

 初戦は最多勝のエース川上を立てて必勝を期しましたが、残念ながら自慢の守備が乱れて失点を重ね、打線も石井の前に沈黙してしまっての完敗でした。途中でミスジャッジを巡る中断があったので長い試合だったように感じますが、実際には淡泊な投手戦でした。

 中日にはほとんど見せ場らしい見せ場もない試合でしたが、感じたのは地元名古屋でプレーしているにも関わらず選手が「よそいき」のプレーをしているかのように思えたことです。ほとんどの選手にとって日本シリーズは慣れない舞台です。その大舞台に緊張してしまったのか、硬くなっているのが感じられるような凡ミスが相次いでしまいました。

 逆に西武は最近でこそダイエーにリーグの覇者の地位を譲ってはいますが、伊東監督以下全員がいかにも日本シリーズ慣れしている感じ。さすが西武です。初戦の差はそのまま経験の差だったのではないでしょうか。

 さて、第2戦に西武はきっと松坂大輔を立ててくることでしょう。中日としては地元で連敗してしまっては、もう戻ってくることもできない可能性が大になります。初戦で硬さが取れていつもの野球ができるようになれば良いのですが。

 しかし「よそいき」のプレーをしてしまう心理はよくわかります。僕たちもテニスの試合でギャラリーが多かったりすると、ついつい日頃やっていないようなカッコ良い派手なプレーを試みてしまったりします。もちろんそんなことをしてもミスを重ねるだけで、本当はどんな時でもいつもの練習の時と変わらないプレーをすることこそ試合では肝心なんですけどね。

 うん、ことはテニスに限りませんね。女の子とデートする時だってやりつけないことをするのは失敗の元ですから。若い頃からどれほどそれでミスを犯したことか。中日の選手のプレーから連想することか、という気もしますが。

 そうそう、先日のAIGオープン観戦記まとめましたので、興味のある方はこちらでどうぞ。


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