幹事クリタのコーカイ日誌2004

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10月16日 ● 全開で歩いた夜。

 昨晩久しぶりに飲みに行きました。最近は元気がなかったので飲み会に参加する意欲も減退していたのですが、昨晩は以前から約束していた女性コピーライター2人と一緒だったので、元気がないという理由で断るわけにもいきません。

 一人はピンクレディーが流行った頃に小学生、もう一人は幼児だったという年齢ですから、もちろん今やちゃんとした大人ではありますが、当時高校生だった僕としてはやはり可愛い後輩という感じ。仕事の話や昔の恋愛話、最近の若い奴はと言った愚痴からテレビドラマや芸能人の噂など、芋焼酎を飲みながら次々と話題が飛び出して結構盛り上がりました。

 終電ぎりぎりで店を飛び出して、金曜夜のかなり混雑した地下鉄に乗って家に帰り着いたのは12時半。カラダもココロもずっと元気がありませんでしたが、久しぶりに乾いた土に水をやったような気分で少し元気も回復したかな、という感じです。

 上戸彩のように「元気はつらつ?」と聞いてみたくなりそうなホロ酔い気分全開で深夜家路を辿る道を歩いている時に、何気なく手を股間のあたりにやって気づきました。なんとズボンのチャック(ファスナーと言うべきでしょうか?でもチャックという感じだよね)も全開だったのです。

 げげげーっと思って慌てて閉めましたが、もちろん時既に遅し。昨日はプレゼンがあったので、買ったばかりのブルックスブラザーズのボタンダウンのシャツに、バースデープレゼントで貰ったお気に入りのバーバリーのネクタイを締めて張り切りモード。それもボトムが全開では台無しです。

 全開になった時はすぐに思い出すことができました。店のトイレに入ったら、吐瀉物が床にあってそれで靴が汚れないように気を取られていた時です。あの時に閉め忘れたと言うか、閉めなかった記憶があるくらいクリアに思い出せました。

 で、しばらく店のテーブルで彼女たちと向かい合って座っていました。それから店を出て、繁華街を通り地下街を通り地下鉄に乗り駅で乗り換えまた地下鉄に乗り改札口を通って外に出てしばらく歩いて、ようやく気づいたのです。この間、いったい何十人、何百人とすれ違ったことか。地下鉄ではずっと立っていましたから、座っている人から見たらそこは真正面です。うーむ。

 とりあえず家に帰って鏡の前でもう一度全開にしてみます。正面向きで普通に立っていると、全くわかりません。よし。次に少し足を広げて立ってみます。ファスナーの金具が少し光りますが、開いているかどうかまではよくわかりません。よし。横にカラダを捻ってみます。これもよし。最後に座ってみました。あ、こりゃダメだ。さすがにわかります。

 座っていたのは店のテーブルの時だけ。向かい合わせになっていた彼女たちからはテーブルで隠れてわからなかったことでしょう。隣席からは見えたかな?暗かったからどうだろう。繁華街は暗くてまず歩いているだけでは気づかれなかったと思います。一番危ないのはやはり地下鉄の中。最初はかなり混んでいたのでわからないと思いますが、乗り換えてからは空いていましたから、あの時が一番危ない。ただ幸いなことに空いていたので、人もあまりいませんでした。よし、ということにしよう。

 鏡の前であれこれポーズをとってみましたが、足を広げて座らない限り大丈夫だろう、と自己判断。これも痩せてズボンがゆるくなって少しだぶついているからこそです。腰の辺りがはち切れそうなズボンだったら、すぐにわかってしまいます。ダイエットの効能はこんなところにもあったとは。誰にも(多分)気づかれずに良かったなぁと胸をなで下ろしていますが、ここで書いたら恥をもっと世界中に広げていることになるのかも知れませんね。


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