幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
9月19日 ● 再びチェッカーズ。

 アクセス解析を久しぶりに見てみたら、なんだか1年以上前の日記を読みにきている人が結構いました。何を書いてあったのかと思って見てみたらこれでした。そう、『チェッカーズ』です。僕の日記は高杢が出したこの本をちょっと立ち読みした時の感想なんですが、今になってこんなに読まれることになるなんて思いもよりませんでした。

 もちろんこれは先日のクロベエの死を契機にしてまたいろいろとその人間関係が取り沙汰されているからでしょうが、いやぁ、チェッカーズのファンってやっぱり多かったんだなぁ、と。改めて毒にも薬にもならないことを書いてみたりするのは、やはり当時のファン、特に熱狂していた女性ファンにとっては、今の状況というのはかなり心中複雑なものがあることでしょうし、僕はそれに対してどうこう言えるほどチェッカーズに関心も知識もないのですから、あまり刺激するようなことを書いて変なメールを貰いたくないのです。

 ただ、芸能ビジネスとして今の状況を考えると、これ以上彼らが「確執」を前面に出すのは諸刃の剣だろうなと思います。トップアイドルだった時代は遠く過ぎ去り、あのフミヤさえ「文化人」というオプションをつけて何とか凌いでいる昨今、こうして醜聞をテコにして再び彼らが芸能マスコミの前面に躍り出ることができたのは「とりあえず」プラスと考えてもいいかも知れません。なにせ今の芸能界、露出してナンボだという戦略は十分に成立します。忘れ去られるよりは、スキャンダルだろうが何だろうが目立てと。いわば松田聖子の成功事例の踏襲です。

 しかし、そこから先の展開はかなりシビアなものがあります。イメージダウンをうまく逆手にとって、明るくしたたかにバラエティなどで振舞いつつ、過去の遺産を上手に生かして復活していければいいのですが、ひとつ間違えると果てしなくドロドロのグチャグチャになってしまいます。

 マイナスイメージだけで持たせられる期間はごく短いので、この間にどう裏表をオセロのようにひっくり返すことができるかがポイントです。それができればこの「確執」は彼らを救い、また彼らのファンをも救うきっかけになると思います。スキャンダルだけで消費されてしまうには、やはり惜しい気がするビッグネームだっただけに、何とかうまく泳いで欲しいものです。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。