幹事クリタのコーカイ日誌2004

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3月10日 ● 崖っぷちに立つ男。

 Mっちゃんとようやく先日の合コンの反省会をすることができました。僕とMっちゃんとS井くんの出席者3名が揃ってのランチタイム。Mっちゃんは「いやぁ、この前は楽しかったよ、良い合コンだったよね」とご満悦なので、僕とS井くんでここは敢えて厳しくダメ出しをしました。

 僕とS井くんの見解では、あの合コン自体はそれなりに楽しく盛り上がって、女性陣も喜んでもらえたので「ゲーム」としては決して悪くはありませんでした。ただフォワードとしてのMっちゃんには決して合格点は出せないな、ということで一致しています。確かにK橋との「魅惑のツートップ」ではありましたが、ゴールを最初から最後まで貪欲に狙い続けたのはK橋であって、Mっちゃんはゴールに対する意欲が低いことは明らかでした。ボールを持ってもゴールを狙わず、たまにシュート放っても枠にいかず、シュートを外してもヘラヘラと城のように笑っているだけ。ラモスも怒るってもんです。

 試合後の女性陣の評価でも、Mっちゃんは楽しくてOK、K橋は「きもい」だったそうですが、これは裏返せばK橋は危険なプレーヤーで油断すればゴールを許してしまいそうだけど、Mっちゃんはボールを持ってもシュートを打ってこないので安心、人畜無害と言われているわけです。もちろん、普通のオジサンならこれでも十分合格です。楽しませてしかもギラギラしない。良いことです。しかし、彼はあの「Mっちゃん」なのです。

 例えばMっちゃんは合コンで必ず「オレってサーファーなんだよね」と言います。実際には今はほとんどサーフィンはやっていないのですが、まあ嘘だと言うわけでもない微妙なサーファー加減です。ただ見た目は松尾スズキですから、女の子はサーファーと聞いて「ええーっ」とビックリします。すると「海辺のホワイトドルフィンと呼ばれているんだよ、いや、ホワイトマナティかな」などと答えて笑いを取った後に、「今度一緒に海に行こうよ」と誘うのが手口です。ところが今回は「ホワイトマナティ」までは言うのに、肝心な最後の言葉が出ないのです。笑ってもらってオシマイ。単なる楽しい良い人でオシマイ。横で聞いていた僕は「前ふりだけかい!」と心の中で突っ込んでしまいました。

 これではMっちゃんウォッチャーの僕やS井くんとしてはちっとも面白くありません。あんなプレーで満足している志の低いMっちゃんに厳しくダメ出しをして、「こんなやる気のないようでは、次回は引退試合だよ」と通告します。イルハンがいるのだからと安心して手抜きをしているカズに引退通告をしている気分です。

 さすがにこれを聞いてMっちゃんも慌てていました。「まだまだ現役でいけるよ!もっと試合に出してくれよぉ」と言っています。引退間際の選手もみんな「まだまだ自分はできる」と思いつつ、周囲の評価とのギャップに悩むのでしょう。いよいよMっちゃんも土俵際ぎりぎり、戦士としての崖っぷちに立っているようです。


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