会社の同僚でＣＭプランナーのＹ田さんの関心はもっぱら「家庭とＣＭ」だそうです。趣味が家庭と仕事（ＣＭ）なのです。それ以外のことはほとんど考えていないんだとか。特に最近の興味は末っ子の男の子のサッカーのことで、どうやってサッカー選手としての道を歩ませるかと、そればかりを考えているそうです。と言ってもまだ息子は小学校2年生なんですけどね。

　どれくらい子どものサッカーのことをいつも考えているの？と聞いたら「70％」だそうです。脳内シェア7割！滅茶苦茶高いです。ガリバー型寡占状態です。残り3割で他の家族のことと仕事のことを考えていて、それ以外のことは全く興味がないのだそうです。

　逆に同僚のアートディレクターＮ島さんは「家庭にも仕事にも興味なし」だそうです。まさにＹ田さんと正反対。趣味100％です。これはこれですごい割り切り方です。

　一般に妻子あるサラリーマンの脳内シェアは平均的にはどんなものなんでしょう？仕事30％、家庭30％、趣味20％、不倫20％、なんてことになっているんでしょうか？多分Ｙ田さんやＮ島さんほど極端なことにはなっていなくて、いろいろなことに関心が行っているのではないかと思います。

　僕の場合は、多分平均的サラリーマンよりも仕事のシェアが低くて、その分趣味、特にテニスのシェアが高いだろうと思います。なにせ一番普段考えているのはテニスのことで、エレベーターを待っている時にゴルフの素振りならぬ、サービスやバックハンドの素振りをついついしてしまうくらいですから。土日にはテニス90％というシェアのこともしばしばあります。

　サラリーマンだけではなく、全ての人の脳内シェアが円グラフになって表示されたら面白いでしょうね。もっとも、それは「サトラレ」一歩手前ですから、自分の脳内シェアが公開されるのはとても困りますけどね。家族といる時に、テニスならまだしも不倫のシェアがマックスなんて「Ｍっちゃん」状態になったら大変です。