先日の故障からようやくクルマが戻ってきました。結局原因は判明せず、ＡＴの部品を取り替えて終わり。もちろんすべてクレーム処理でお金は一切払わずに済みましたが、弟の結婚式に出席できなかったことはどうしようもありません。

　まあ済んでしまったことをいつまでもウダウダ言うような大人にはなりたくないので、今回のことは忘れることにしましたが、戻ってきたクルマに乗っていると、つくづくクルマにとって大事なことは何かを考えてしまいます。

　先日も書いたように、代車のプレミオは実用車としては本当に良くできていました。それに比べて戻ってきた愛車に乗ると、とにかく全てが重い。ドアも重いしハンドルもアクセルも重い。操作系のみならず1.6トンを超える車重があるだけに、走りもかなり重厚です。重いクルマならではの乗り心地の良さや味わいも十分に感じられるのですが、反面燃費が悪いのも無理ないなぁ、と実感もします。

　街中でちょいちょいと乗るだけならプレミオの圧勝じゃないかな、と思いました。ただし高速道路での安定性では大差がありますし、ロングドライブで疲れないシートの出来のよさというのも全然勝負になりません。要は300kmとか500kmとかの長距離を移動するのならうちのクルマの圧勝なのです。

　車重が重いのは走行安定性に勝る4WDだからだし、ドアが厚いのもサイドエアバッグ、カーテンエアバッグなどの安全装備がついているから。安全性で考えても圧勝です。要はクルマをお買い物に使うのか、それとも家族旅行に使うのかで、どちらがより適しているかということになってしまうわけです。当たり前の結論です。

　年に数回は家族でロングドライブに出かける我が家では、とりあえず今のクルマで良いとは思っていますが、将来家族の形態が変わったら、その時はそれに相応しいクルマに変えることになるのでしょう。ただ、クルマは趣味の部分も大きいだけに、実用面だけでは決められないところが難しいんですけどね。と言うか、たいてい趣味で決めちゃうし。じゃあ何のために考察したんだ？もちろん、趣味だけではなく一応理屈でも納得したかっただけですね、ハイ。