幹事クリタのコーカイ日誌2003

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6月20日 ● どうするベッカム。

 W杯から1年、今またベッカムがブームです。レアルマドリードへの移籍が決まり、いったいレアルの絢爛豪華な攻撃陣のどこにベッカムが入る隙間があるのか、ファンならずとも気になるところ。今のレアルに必要なのはDFであってMFじゃないだろう、なんてことは百も承知でベッカムに大金をはたいたのでしょうが、ポジションがかぶるフィーゴを放出するのか、それともさらに守備を手薄にしてベッカムが中央に入るのか、背番号だってベッカムは7番か10番か、その時にラウルやフィーゴはどうするのか、いろいろ興味は尽きません。

 巨人が四番打者を並べ立てるのと同じような趣味がレアルマドリードにはあるのでしょう。ブラジルのロナウド、スペインのラウル、ポルトガルのフィーゴ、フランスのジダン、そしてイングランドのベッカム。各国代表の主将クラスが揃ってFKを蹴るにも揉めそうです(ロベカルもいることだしね)。

 後はイタリア代表トッティ、アルゼンチン代表ベロンあたりを獲得すればレアルのコレクションは完了でしょうか。どうやって試合に出すのかわかりませんが。レアルだけ14人くらい同時に出してもいいことにしないとね。ドイツからはカーンかな。でも引退するらしいし、GKはコレクションの対象ではないかも。日本の中田英もコレクション対象にはならないかな、多分無理だろうなぁ。

 さて、選手としてのベッカムもさりながら、注目はタレントとしてのベッカムです。こちらはビクトリア夫人と「婦唱夫随」のタレント活動のようですが、とにかく派手に世界を飛び回っています。今は日本に来ていますが、先日まではアメリカに行っていました。もっとも、アメリカでは不評だったようで「無名でやってきて無名のまま帰っていった」とメディアに書かれたくらい受けなかったようです。

 まあサッカー不毛の地アメリカではダメでもそれ以外の国々ではモテモテのベッカム。特に日本はオイシイ市場でしょう。なにせ夫婦の広告契約料が5億円という話です。高倉健クラスでも1億円、SMAPまとめて2億円と噂される中で、ベッカム夫妻に5億円は掟破りの超高値です。TBCや明治製菓はそんなに儲かっているのかと思いますが、実際明治製菓は売り上げ倍増という話ですから、5億円くらい惜しくはないかも。媒体料に比べれば5億円なんて端数ですからね。

 イギリスの下町のサッカー小僧がここまで成り上がれるのですから、サッカーはビッグビジネスです。もっとも、レアルで結果を出せずにレギュラーにもなり損ねたら、ベッカムの市場価値もかなり下がると思います。「ベッカム様」と唱えている女性ファンはともかく、サッカーファンは結構意地悪な目で見ていそうで、それはそれで興味深いところです。

 

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