幹事クリタのコーカイ日誌2001

 
 11月22日 ● 水際で止めた男。

 先日の「テロ事件」で青い顔をして家に戻ったMっちゃん(あ、書いてしまった。まあいいか、みんなわかっているし)。その後の郵便物による第2のテロ防止のために、今まで気にもしていなかった郵便受けを毎日覗くことにしたようです。

 ところがここからがMっちゃんの強運なところ。僕たちから郵便物テロの恐れを指摘されたのが木曜日の夜。で、なんと土曜日の午前中に健保から医療費の通知ハガキが郵送されてきたのだそうです。郵便受けを覗くことわずか2日目でビンゴを引き当てたMっちゃん。発見するや否や、中を見ることもなくビリビリと引き裂いて捨ててしまったそうです。せめて中を確認するくらいしておけば良いのに、とは思いますが、とりあえず水際でテロを食い止めることはできたというわけです。

 それにしても何という運の強さでしょう。ほんの少し僕たちとの飲み会が遅れていたら、知らずに郵便物を奥さんの前で開けてしまい、「なんだこれ?」などと思っているうちに問い詰められて白状する羽目になったかも知れないのに、テロ直前でその可能性を指摘されて未然に防ぐことができたのですから。

 もっとも本人は「自分がこうして正直に包み隠さず何でも話すから、自然と周りが助けてくれるのだ」と強運を招くのも自らの生き方故であると宣言しています。まあ確かにMっちゃんにはいつも大いに笑わせて貰っていますし、「コーカイ日誌」でもこれだけネタにして書いているわけですから、持ちつ持たれつの関係であるとは言えるような気がします。

 来月も医療費の通知は送られてくるはず。Mっちゃんの強運なら、きっとこれもまた水際で食い止めることでしょう。本当は油断してスルーしてくれた方が、ネタとしては面白いのですが。

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