今週からまた始まったカルトマンガ批評番組『BSマンガ夜話』の新しいシリーズで、昨晩取り上げられた藤田和日郎『うしおととら』が、辛口の論客たちから大絶賛を集めていました。
この作品は少年サンデーに1990年から連載されていた人気伝奇マンガなのですが、確かにそのスピード感とキャラクター造形の巧みさには連載中から舌を巻いていました。僕の「マンガ時評」では特別に取り上げたことはありませんでしたが、それはサイトを立ち上げた頃に連載が終わってしまったために、書くタイミングを逃してしまったからです。今回のマンガ夜話で相当深く語り尽くされてしまっために、改めて「マンガ時評」で書くこともなくなってしまいました。
ただ僕がもしマンガ夜話にゲストで出ていたら(あり得ない話ですが)、ひとつ言いたかったことがありました。この『うしおととら』は構造的にドラえもんである、ということです。のび太-ドラえもん関係とうしお-とら関係は基本的に同一線上にあり、もしかしたら「とら」のネーミングと造形は、作者がドラえもんからインスパイアされたか、敢えて意識して作ったのではないかと推察しています。
もしかして僕のこの推論を岡田斗司夫あたりが指摘してくれるのではないかと期待していたのですが、残念ながら番組の中ではそういう意見は出ませんでした。本来は「マンガ時評」の方で取り上げる話題なのですが、それ以外の言いたいことは、大半夏目房之介といしかわじゅんに言われてしまったのでやめておきます。この番組のほとぼりが冷めた頃に、こそこそ書いているかも知れませんけどね。
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