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今年からハッピーマンデー法案により成人の日が1月第二月曜日になりました。長年成人式と言えば1月15日、という思いこみが強いため、どうもピンときませんが、3連休になるのはサラリーマンにとってはありがたいことです。
ところで成人の日に市町村が主催する成人式というのはどこでも大抵くだらないものです。僕の時にも以前書いたこんなつまらない思い出なんかがありますが、どうせ20年近く経った今でもそうそうお役所の考えることは変わってはいないでしょうから、今年も無意味な犠牲を払わされた若者が多くいることでしょうね。。
で、成人の日が来るたびに、お役所てところは、なんて思っていたら、もっと驚いたニュースがありました。愛知県は今年、県主催の成人式を中止することにしたという話です。なんでも今までは成人の日直前の日曜日に1000人くらいの新成人を集めてお祝いの品などを渡したりしていたそうですが、今年からはハッピーマンデーで成人式が2日続きになってしまうので、新成人の負担を考えて中止することにしたのだそうです。
そもそも県が成人式を主催しているなんて聞いたこともありませんでした。元々成人式というのは1949年に国が都道府県に成人式をするように通達を出したのが始まりだそうです。で、それが都道府県から各市町村に広がっていくにつれて、都道府県は自ら主催の成人式を取りやめていき、5年前には全国で愛知県だけになってしまっていたとか。それでも愛知県はひとり無意味な孤塁を守っていたというわけです。
ようやく2000年になって50年も続けてきた税金の無駄使いをやめる気になったのは、多分県の財政が逼迫している折り、削れるものはどんどん削ろうという魂胆でしょう。逆に言えば、これまではどれほど意味がないとわかっていても、前例があれば続けるという姿勢だったということです。いかにもお役所根性です。
この成人式の一件は恐らく氷山の一角でしょう。我々県民が知らないだけで、調べればいくらでも無意味な慣習による税金の無駄使いが出てきそうです。公務員の給料を下げるのもいいですが、その前にしっかりと行政の中身を再点検してもらいたいものです。
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