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息子の冬休みの宿題に「春の七草を調べて絵を描きましょう」というのがありました。本来ならそのへんに生えている雑草の類なのですが、都市化が進んで最近では土筆やレンゲですら見かけないのに、七草など生えているわけもありません。仕方なく6日にスーパーでパック詰めされた七草を買ってきて宿題を済ませ、翌7日の朝食で七草粥にしました。
ところがその日の朝日新聞夕刊に「七草そろわぬ七草パック」という記事がでかでかと載っていました（恐らく名古屋ローカルだと思います）。記事によると、名古屋市内のデパートやスーパーで販売されている七草粥用のセット6種類を調べたところ、1つを除く全てのセットが1、2種類間違っていたということです。三島市JA産はホトケノザとナズナが入っておらず、オニタビラコ（って何？）が入っていて、残りの4種類のセットもハコベラが全てコハコベだったそうです。
出荷しているのは全国のJAや農場、野菜店など当然プロばかり。それが間違えているのですから、消費者が間違いに気づくはずももありません。なにせ七草をちゃんと言えるかどうかだって怪しい人がたくさんいるくらいですから、ゴギョウやホトケノザやハコベラがどういうものかなんて知っている人がどれだけ世の中にいるというのでしょう。
この記事を読んで宿題を終えたと安心していた妻が（当人は新聞なんか読みはしませんからね）、慌てて七草パックの生産者をチェックしたみたところ、そこには「西条JA」の文字が。6事業者の中で唯一正しい七草パックを販売していたのが、この愛媛県西条JAなのです。西条JAも偉いし、それを取り扱っていた近くの食品スーパーも偉い。お陰で息子の宿題は七草に関してはパーフェクトです。他はボロボロでしたけどね。
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