2007年春・ひるがの高原テニスフェスティバル

昨年は冠スポンサーのポッカが降りてしまったために記念すべき10回大会なのに中止になってしまった「春のひるがの」。今年は無事に復活しましたが、大会のスケールはかなり縮小されていました。それでもATCからは5組10人が参加し、相変わらずわいわいと賑やかに楽しく高原テニスを楽しんできました。




5/25


20:00 名古屋出発

今回は名古屋組と岐阜組に勤務地が分かれるので、配車もちょっと偏る。昌子車(内田・月原・遠藤)は名古屋駅に夜8時集合。順調に出発する。栗田車(黒木・暮石)も、砂田橋を7時45分に出発し、春日井インターから高速道路に入った。工藤ちゃんは坂祝の会社から直接一人で向かい、みんなで長良川サービスエリアに8時45分頃に集合。まだ昼からの雨は降っているが、そろそろやみそうな気配。

8人でサービスエリアのレストランで食事。まだ仕事をしている今回初参加の西川くんは工藤ちゃんに連絡があったが、問題の川上くんからは連絡なし。9時過ぎにこちらから電話をかけたらようやく連絡が取れて、会社から電車で帰宅途中とのこと。9時半頃に家を出発できたら目標の11時には到着できるじゃん、と思ったら、まだ仕度をしていないとのこと。夕食もまだだから、とボソボソ言う川上くんに、さっさと仕度を整えて、コンビニでおにぎりでも買って食べながらひるがのに向かえと指示する。まあこの程度は想定の範囲内とは言え、大丈夫か、川上?

一行は9時半頃に長良川サービスエリアを出発。工藤ちゃんは「ひとりじゃ寂しい」と暮石を栗田車から譲り受ける。暮石なら眠気覚ましには良いかも。買い出しはすでに工藤ちゃんが済ませてあったが、ビールだけは冷えたのが良いと買ってなかったので、それは昌子車に任せることにして、一路宿に向かう。雨はそろそろ上がり始めた。


22:30 「吉田屋」着

とりあえず3台は無事に今回の宿である「吉田屋」に着く。と言っても、勝手知ったる栗田車でさえ、ちょっと迷うほど暗くてわかりにくい場所にあるため、他のクルマは少したどり着くのに苦労したようだ。外観はかなりオンボロだが、中は改装してあって予想よりずっとキレイだった。部屋で今回の参加賞とドローを確認していたら、永井ミッチから栗田に電話がある。てっきり彼女もひるがのに来ているのかと思ったら、単なる間違い電話だった。とりあえずみんな風呂に入る。男湯に暮石が例のごとく突撃カメラ取材に来るのではと恐れていたが、今回は突撃なし。

部屋に戻って宴会。今回の部屋割りは基本ペアごとなので、栗田・工藤・西川と川上・昌子・内田。女性陣は4人で1部屋。川上部屋で川上が来るのを待ちながら宴会突入。西川くんも無事に11時半頃に到着。川上よりも遅くまで仕事をしていた西川くんが先に着くとは、いったい川上は仕度にどれだけ時間がかかっているんだ?まあ想定の範囲内ではあるけれど。

明日の予選のドローを見ながらいろいろ話をする。栗田・工藤組はまたもARPの黒瀬・丹羽組と対戦することになっている。2年前も1位トーナメント1回戦で当たって負けているし、先日のつま恋でも栗田はミックスで黒瀬さんと対戦して負けている。毎回同じ相手はちょっと勘弁して欲しい。他にも知った人がいろいろ出ている。筒井くんの妹の綾子ちゃんも参加しているのを発見。もちろん彼女と一緒にコーチをしている中島コーチも参加している。どうやらスクール生たちを連れてきた模様だ。

エドちゃんはまたもパジャマ姿。僕らは見慣れたパジャマだが、そのくたびれ具合に、黒木には「何年着てるんですか?」と突っ込まれ、遠藤さんには「宿に備え付けかと思った」と言われて悔しそう。もっともその遠藤さんもウルトラセブンみたいなメガネをかけていて、みんなから突っ込まれていたが。

暮石が「体が火照る」というので更年期障害だとからかわれている。すでに「あがっちゃった」とか言われて、結局ひるがのにいる間中、暮石は「あがってしまった人」扱いされていた。暮石は料金所で工藤ちゃんにお釣りを「持っていて」と言われて「ハンドルですか?」と聞き返したそう。誰が助手席の暮石にハンドル持たせて運転させるか!お前はルパン3世か?

黒木がお菓子を頬張るところを写したら、妙にエロい写真になってしまった。しかもその食べ差しをエドちゃんが変態チックに食べる。のっけからテンションが高い。

 

川上には何回電話をかけても留守電になるばかりで連絡がつかない。いつも早寝の黒木が頑張って起きていたが12時半に部屋に戻り、それでもまだ川上くんは来ないし連絡もない。明日の朝になるのではないかという雰囲気で、西川くんは最初から不安そうな表情をしている。そして深夜1時。窓の外にハリアーが見えた。ようやく川上様の到着だ。クルマを宿のガレージの前に止めている。明日宿の人がクルマを出す時に邪魔にならなければいいが。他にも止める場所はあるのにな〜。

部屋にやってきた川上くんに、一体この時間まで何をしていたんだ?と問いつめると、まず9時過ぎに家に帰ってから仕度を始めたそうだ。普通は前日までに済ませておくものだが、超マイペースの川上くんにそんな理屈は通じない。で、仕度にそんなに時間がかかるわけ?と聞いたら「1時間」って、男がたかだか週末のテニスに行く準備に1時間もかかるのかよ、と驚く。

気を取り直して、それでも10時には出ることができたよね?と聞けば「それから眠いので仮眠しました」と驚愕の返事。さすがにこれには一瞬みんなが唖然として空気が凍り付いた。早く来いと言われているのに、なぜそこで寝る?しかも不眠症ではなかったのか?「いや、だから前日も4時過ぎまで眠れなかったので眠かったんですよ」って、それは不眠症ではなく生活時間が乱れているだけでは?結局1時間半も仮眠をとって、実際に春日井を出発したのは11時半だったそうだ。「頑張って170km/hで走ってきたから電話も出られなかったんですよ」って、深夜の対面通行の東海北陸道でそんなにスピード出したら危ないよ!170km出す前に、仮眠取らないでちゃっちゃっと出てくれば良いじゃん。明らかに努力の方向が間違っています、川上さん!

何から何まで常識外れの行動に、全員毒気に当てられたようになってしまい、1時半には解散就寝となった。それで今まで僕たちが川上くんの寝ている姿を目撃している理由がわかった。川上くんは「不眠症」ではなく「仮眠症」だったのだ。


5/26


7:00 起床・朝食

昨日降っていた雨もすっかり上がって好天に。土のコートだけにまだ柔らかいとは思うけど、雨が上がってテニスができるだけでも嬉しい。ひるがのは何回も雨に泣かされたからなぁ。朝食に集まったのは男性陣の方が早い。仕度に時間がかかる女性陣はともかく、川上くんは洗面所で朝シャンまでしていた。民宿の洗面で頭を洗う人間は初めて見たよ。工藤ちゃんは二日酔いで朝食もパスして寝ていた。2年前と同じだ。進歩がないなぁ。






9:30 開会式

コートが柔らかいので練習も禁止されているし、特にやることもないので宿でのんびり。受付は8時半からだったが、9時頃に会場に行く。しかし今年はブースもしょぼくて大して買いたいものもないし、開会式まで結構暇だった。ポッカの商品を買うとダーツ投げゲームで賞品が当たるというので、昌子さんが挑戦、見事にポッカのブルゾンをゲットしていた。嬉しそうだけど、うーん、欲しいか、それ?

毎年見かけていた雑誌「スマッシュ」のカメラマンが来ていない。やはり今年は雑誌取材はナシか。残念。工藤ちゃんもヘロヘロしながら遅れて現れ、昌子さんがディアドラのTシャツ、川上くんがプリンスのソックスを買った頃にようやく開会式が始まる。と言っても例年とあまり変わりはなく、テニスステーションの河合さんが今年から運営を引き受けたので、試合進行について説明したくらい。全体の集合写真も撮っていたが、雑誌に載らないのなら興味は薄い。

開会式後にそれぞれの会場へ、というところだが、今年は人数が少ないので会場も限られている。女子ダブルスの2組はそのまま第1会場、男子ダブルスは通称「段々畑」の第3会場。昌子さんのクルマを女性陣用に残し、工藤・西川・川上の3台で第3会場に向かう。

予選リーグ戦。昌子さんとうっちーのペアは比較的弱いブロックだったので軽く勝ち抜けそうだと思っていたら、2試合目のにわたまの前田・三石戦で取りこぼしてしまい、結局3勝1敗で2位に。うっちーの実力からしたら1位抜けも十分可能性はあったが、昌子さんは過去最高の2位なので満足そうだ。

川上・西川組はブロックが4チームなので8ゲームマッチ。1試合目は1-8、2試合目は2-8とボロボロ。川上は相変わらずマイペースで、相手を待たせて平気。「巌流島の武蔵の作戦ですよ」などと言っているが、マナー違反だぞ。ペアの西川くんの方が相手を気にして焦れている。ペアに悪影響を与えていることをちっとも自覚していないのが川上らしい。3試合目も2-5と負けていたので、このままダメかと思っていたら、なんとそこから追い上げて大逆転。見事に1勝を挙げた。このままひとつも勝てないのではないかと心配していただけに見事な逆転勝利は良かったが、明日は3位トーナメントとなると、この2人には荷が重いかも。

栗田・工藤組は、朝イチに弱い栗田&二日酔いで胃の中からっぽの工藤ちゃんでは、前回も2-6で負けているARP黒瀬・丹羽組の相手はきつい。インカレ選手の丹羽さんを相手に一気に0-5まで追い込まれ、最後の栗田サービスで40-0とリードするが、結局そこからブレイクされてしまい0-6で完敗。

2試合目のYBB寺本・山本組に対しても最初2ゲームを落として、ここまで通算8ゲーム連取されたが、その後ようやく体が温まった栗田と二日酔いから復帰してきた工藤ちゃんは怒濤の反撃で6-3で逆転勝ち。後の2チームは比較的弱いチームだったので、6-1と6-0で楽勝。通算3勝1敗で2位になる。最初の8ゲームこそ連取されたが、その後20ゲームでは2ゲームを落としただけだった。いかに朝イチの試合が鬼門かわかろうというものだ。まあ明日は反省して工藤ちゃんも飲み過ぎないことだろう。

12:00 昼食

昼食は今年から会場がひるがの高原スキー場に変わる。遠くなってクルマじゃないと行けないのは不便だが、広々としているのは気分が良い。初日はいつものようにカレーライス。ATC男性陣は時間が揃ってほぼ同じタイミングで食べる。女性陣2組は少し遅れて入れ違いになる。黒木ちゃんのスコート姿を川上くんが振り返ってニタニタ見ていたと黒木&西川くんが証言。なのにソフトクリームも奢ってくれなかったと黒木が憤慨していた。

 
女性陣は全体に進行が遅い。暮石・黒木組は初戦のオバサンペア相手に優位に試合を進めながら、途中で「勝てる」と思ったせいか守りに入ってしまい結局4-6の逆転負け。惜しい試合を落とした。後は強いペアが多く、2試合目は1-6、3試合目3-6、そして最後の試合は0-6と完敗。しかし初挑戦でこれだけゲームが取れれば大健闘だ。

月原・遠藤組はどんぐりの背比べブロックに入ったため、全試合が接戦になる。初戦ピスタヴェルデ春日井のペアに4-6と競り負けるが、2試合目は6-4、3試合目4-6、そして最後は6-4と同じスコアを繰り返して2勝2敗の3位。これも健闘と言えるだろう。


16:30 入浴

女性陣の試合が全部終わったのは夕方4時過ぎ。男性陣より1時間遅かった。全員で「吉田屋」に戻ってから恒例の温泉「牧華」に向かう。栗田は黒木と一緒に川上くんのクルマに乗る。川上くんのために助手席を黒木に譲り、後部座席で「空気」に徹する。川上くんは黒木に「川上さんはクルマの中キレイにしていますね」とお愛想を言われて嬉しそうに「そうかなぁ、黒木ちゃんのクルマはそんなに汚いの?」ととんでもないボレーを返して空気の栗田を笑わせる。逆に川上が未練たらしく話す先日の恋愛話を冷たくバッサリと切り捨てる黒木の返しが面白かった。

温泉に女性陣がたっぷり1時間近く入っている間に、男性陣はビールを飲む。珍しく川上くんが女性よりも早く風呂から出てきた(もちろん男性の中では一番遅い)けど、クルマを運転してきたためにビールが飲めない。「それでクリタさんは空気になっていたんですか」って、いや、空気じゃなくてもビールは飲めるけどね。


18:00 夕食

「牧歌の里」から戻ってすぐに夕食。今年からはそれぞれの宿で食事を取る「秋のひるがの」と同じ形式に変更になった。民宿の人たち総出で作ってくれる屋台のゴハンも良かったんだけど、人手不足では仕方ない。

ところで川上がいない。「吉田屋」に宿泊している20人中、川上だけが食堂にいない。待っても待っても来ないので、うっちーが部屋に見に行ったところ、一人でぽつんと部屋に座っていたそうだ。「えっ、夕食だったんですか?」って、温泉からの帰りに「すぐに夕食だから」って話もしたし、そもそも聞いていなくても誰もいなかったらすぐに気づくでしょ。ホテルのシングルルームに泊まっているならともかく、カギもかかっていないような筒抜けの民宿なんだから。本当に大丈夫か、川上?

夕食時に誰がビールを飲むかが問題になる。この後のウェルカムパーティ会場までクルマで行くから、運転手は飲めないからだ。結局遠藤さんと工藤ちゃんと栗田が飲まないことにした。川上はそんな議論もどこ吹く風で黒木にビールをつがれて嬉しそうに飲んでいる。

事件はその後に起きた。黒木が残したエビフライの尻尾を栗田が川上くんに「食べたい?」と聞いたら「良いんですか!」と目を輝かせている。そのままでは面白くないと思った栗田が瞬時に自分のエビフライの尻尾2つと一緒にして「3分の1だ、どうする?」と聞いた。これでさすがにやめるだろうと思ったら、川上は真剣な顔をして「これだ」とひとつを選んで満足そうにエビフライの尻尾を食べてしまった。これには日頃の川上の言動に慣れている我々もさすがに引いたし、西川くんに至っては宇宙人を見るような目で川上を見つめていた。そんな視線にも気づかない川上くん、本当に大丈夫か!?


19:30 ウェルカムパーティ

パーティ会場は秋と同じく高鷲北小学校体育館。栗田車に黒木、遠藤車に昌子&月原、工藤車に内田・西川・暮石。あれ、川上は自分のクルマに乗って走りだしているぞ。おいおい、それじゃあ何のために栗田や工藤ちゃんがビールを我慢したのかわからないじゃないか!なぜビールを飲んでおいて平気で運転するんだ、川上?昨晩は170km/hで走ってきたというし、今回は短い距離とは言え平気で飲酒運転するし、交通道徳はないのか?見つかったら会社クビだぞ。マジで大丈夫か、川上?全身バーバリーが泣くぞ!

今回は参加者が200人余りしかいないため、体育館もいつもに比べてガラガラな感じ。恒例の各組1位が名前が呼ばれて賞品を貰い、さらにこれも恒例の牛乳早飲み&パン早食い競走。相変わらずマシーンよしこさんが出場して優勝していた。毎回この競技で優勝し続けるというのも、ある意味すごい。ただし今回は仮装はなかったのが残念。

 
ビンゴでは今回も栗田がサークルで最初にビンゴに。しかし、相変わらずロクな賞品がなく、仕方なくどこのメーカーかもわからないようなキャップを貰う。さらに遠藤さん、ツッキー、工藤ちゃん、クレイシがビンゴになった。10人中5人というのは平均的な戦果か。他には大したモノも貰えず、何となくあっさりムードでパーティ終了。やっぱり賞品が飛び交う秋のひるがのの方が良いな〜。

21:30 部屋にて

部屋に戻って今夜も宴会。とは言え、昨晩と今日のテニスの疲れもあって、それほどお酒も進まない。と、そこで川上が「ビデオ見ますか?つま恋の2日目のもあるし」と言うので、じゃあ見ようかということになる。ところが再生しようとなったところで、いきなり川上が「ちょっと待ってください、危険な映像があるのでチェックします」と言い出す。なんだなんだ、と騒然となったところで、画面にサムネイルが現れる。どうやら某女性とのデート模様が収録されているらしい。本当は見せたいんじゃないのか、川上?

結局、つま恋と今日の試合の模様をさーっと見た後に、川上のデートも鑑賞。馬籠でのデートで、ずっとカメラ持って撮影しながら歩いている。と言っても、大したことはやっていないので見ていても退屈。唯一盛り上がったのは、美味しそうな高級料理のシーン。ミッドランドのレストランの酔っ払いエビも石焼きステーキも美味しそうだった。よくあんな高級レストランでビデオを回していられたなと思うけど。僕らも食べに連れていってくださいよ、川上さん!
 

5/27


7:30 朝食

昨晩は疲れて早めに寝たので、今朝はすっきり。朝食も進む。ただ早起きしても試合はなかなか始まらない。8時50分になってようやく宿を出発。宿のコートが今日の会場である月原・遠藤組を残し、工藤車で暮石・黒木組をグリーンガーデンに、そして男性陣は今日も段々畑に出かけましたとさ。








9:00 順位別トーナメント

1回戦、まずは暮石・黒木組が5位トーナメント初戦突破を目指し三島母娘ペアと対戦。5位同士だけに決して強いわけはないのだが、こちらの方がミスが早く出て1-6で負けてしまった。3位トーナメントの月原・遠藤組は、初戦がデフォで最初の試合が1回戦を勝ち抜いてきて体も温まっている相手だけに辛い。これまたあっさりと1-6で負けてしまった。

男子の3位トーナメントの川上・西川組もレベルが高かった隣のブロックの3位に1-6であっさり粉砕される。辛うじて西川くんのサービスゲームをキープできたのでダンゴは免れたが、ちょっと勝てそうにもなかった。2位トーナメントの昌子・内田組の相手は強豪梅田・大瀬組。辛いだろうなと思っていたら、やはり3-6で負けてしまった。あっと言う間にATC勢のサバイバルミックス行きが4組決まってしまった。

最後になった栗田・工藤組。初戦デフォで2回戦からなので、なかなか試合に入れない。待っている間にATC勢はみんなサバイバルミックスのために第1会場に移動してしまい、2人だけポツンと残されて戦うことに。寂しい。

初戦は1回戦の激戦を勝ち上がってきて意気上がるペアだけに苦戦必至。最初に相手サービスをブレイクして先行するものの、工藤ちゃんのサービスゲームを落としてタイに。後はずっとキープが続いてとうとうタイブレに突入。ここも先にリードするも後半追い上げられて、とうとう5-6と先にマッチポイントを握られる。ここで相手サービスがオンラインで工藤ちゃんの前で大きく跳ね上がったが、それを何とか工藤ちゃんが向こうに返す奇跡のファインプレー。このポイントを取って凌いで勢いがついたか、結局タイブレ9-7で勝つことができた。どちらに転んでも不思議はない試合だったが、強いて勝因を探せば、1回戦の相手のプレーぶりからポーチが多いことがわかっていたので、それを止めるために最初からストレートを狙っていったのが良かったかも。作戦勝ち。

試合が長引いたため、すぐに準決勝に入る。すでに隣では1位トーナメントの決勝戦を行っている。いつものチャンピオン峯尾さんに中島コーチが挑んでいる。こちら2位トーナメント準決勝の相手は、昌子さんたちに勝った梅田さんペアを破ってきたPP'S荒関・青山組。ちょっとアンバランスなペアだけに、弱い方に徹底してボールを集めようと作戦決定。狙い通りにボレーをミスしてくれて、どんどん萎縮していくのがわかる。ついに5-3で相手サービス30-40とマッチポイントを握る。リターンを前衛に取らせればびびっているからきっとポイントが取れる、と思っていたら、工藤ちゃんがそれ以上に勝ちびびったのか、リターンをちょろんとネットにかけてしまった。そこから流れが変わり追い上げられて5-5になったが、最後は工藤ちゃんがしっかりキープして7-5で勝利。何よりチキンな工藤ちゃんがプレッシャーのかかる6-5でのサービスでダブルフォルトせずにキープしたのが収穫だった。それと、この試合の途中で昌子さんがこちらのSOSに応じて「命の水」を差し入れてくれたのにも助かった。応援がいないと本当に辛い。

2位トーナメント決勝は高岡RTC三浦・長田組。ここまで来ると強いのはわかっているし、何よりこちらは緊張感のある長い試合続きで、ちょっと集中力が切れてきていた。ゲームはポイントが取れるがゲームが取れず、栗田のサービスゲームを2回キープしただけであっと言う間に2-5の40-30。マッチポイントでいよいよ終わってしまう、という時に、ようやく応援団が到着。サバイバルミックスで負けた昌子さん、遠藤さん、黒木ちゃんたちが駆けつけてくれた。応援団が来たから少し元気が出て、そこから粘ってデュースを繰り返したが、結局そのゲームもキープされてジ・エンド。もし応援団がもっと早く来てくれていたら、どうなっていたかとは思うが、まあ納得の準優勝だった。


13:30 サバイバルミックス&昼食

男子ダブルスが終わって第1会場に駆けつけてみたら、ちょうどサバイバルミックスの決勝戦のマッチポイント。内田・暮石組がそれを取って優勝を決めた。かつての川上くんとマシーンよしこさんに続く快挙だ。ぱちぱちぱち。

この時点でATC勢はまだ誰も昼食を取っていないということで、10人で急いで昼食会場へ。リミットぎりぎりの1時半に駆け込む。今日はやはり恒例のうどん。みんなで席を囲んで食べながらサバイバルミックスの様子を聞く。

サバイバルミックスは内田・暮石組、昌子・遠藤組、川上・黒木組、西川・月原組で出場した。このペアリングは女性陣の深い話し合いによるものらしい。政治的な思惑と駆け引きがあった模様。しかも川上と組むことになった黒木はマシーンよしこさんから「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」と言われたらしい。何だか本妻と愛人みたいだ。で、4組エントリーしたら、なんとサバイバルミックスへのエントリーはトータルで7組しかなかったとか。しかも同じ吉田屋に宿泊している2組も入っていて、ほぼ「吉田屋カップ」だったらしい。

1回戦、内田・暮石組は4-2で楽勝、西川・月原組は0-4で負け。川上・黒木組は川上が異様に張り切っていた。まず試合前に相手を待たせてビデオを三脚にセット。相手がこんな試合でビデオを撮るのかとビックリしたらしい。まあ川上くんにしたら一生モノ、永久保存版の試合になるんだろうけど。ペアを組んでもらったというだけで黒木にプリンスのソックスを2足買ってやった川上は、さらにこの試合に勝ったら黒木にTシャツもプレゼントすると約束して獅子奮迅。西川くんが「僕と組んでいる時と全然表情が違いますね」と憂鬱な顔で言ったほどのハイテンション。結局3-3タイブレを7-5で制して川上・黒木組が2回戦進出。川上くんは嬉しそうに黒木にバボラのTシャツをプレゼントしたらしい。これで黒木は川上くんからソックス1000円、Tシャツ3000円をゲット!

準決勝は1回戦デフォの昌子・遠藤組は西川・月原組に勝ち上がってきたペアに同じく0-4でやられてしまう。もう一方の準決勝は内田・暮石組vs川上・黒木組のATC内輪対決。川上が「かわかみがかる」ことがあればもしや、という対戦だったが、順当に4-1でうっちーが勝つ。川上の夢の時間もここで終わる。そして決勝戦。相手は3試合連続でATCとの対決で嫌気がさしたか、あっさり4-2で内田・暮石組が勝利を収めて優勝した。さすがにこのレベルならうっちーは強い。

昼食が終わり、みんなでソフトクリームを食べる。川上くんが黒木に調子に乗ってまた奢ろうとしているので、栗田と西川くんも「迷惑料」として強引に奢って貰う。天気も良いし結果も上々、高原で食べるソフトクリームは美味しい。


15:30 ひるがの高原出発

会場に戻って賞品を貰う。2位トーナメント準優勝よりもサバイバルミックス優勝の方が賞品が良いのが気になる。しかも後でわかったことだが、2位準優勝の賞品で唯一まともだったウィルソンのゲームシャツがレディス用だった。お陰で何も残らない。せめて昔のようにメダルでも盾でもくれれば良かったのに。ウエアやバッグなんていくらでも持っているし、欲しいものは自分で買うから。

ひるがのを出発して、今回は高鷲インター近くの湯の平温泉に行く。入湯料500円だが、露天風呂から見える山の緑が気持ち良かった。湯上がりの待合室も、いかにも山間の温泉という鄙びた風情で、コーヒー牛乳も美味しかった。
  

ここから下道で岐阜まで帰るという西川くんとお別れ。残るメンバーは関サービスエリア集合で、ということで一路東海北陸道を南下。途中でちょっと渋滞していたが、何とか関サービスエリアに集合した8人。

あれ、川上は?また夕食同様に気づかずに通過?どうやらみんなの話をちゃんと聞いてなかったようで、後で本人曰く「そんな話は聞こえていたけど、ちゃんと言われなかったので寄らなかった」そうだ。まあこれも想定の範囲内です。はい。問題は秋のひるがのは誰が果たしてペアを組んでくれるかだなぁ。きっと西川くんは懲りたと思う。と言うことで、今回のMVPは西川くんに決定です。お疲れ様でした。


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