2002年秋・ひるがの高原テニスフェスティバル

すっかり恒例となった秋のひるがの。今年はまだ夏休み中でしたから、実質的には「夏のひるがの」でした。
参加者は去年より減って、特に女性陣はすっかりメンバーが入れ替わってしまいましたが、 相変わらずハプニングいっぱいで楽しさは例年以上だったかも知れません。



8/31


8:30〜9:00頃 名古屋出発

各車8時半から9時頃に名古屋各地で待ち合わせをして出発。昌子車はオカジ・ツッキーを上小田井でピックアップして一宮インターへ。ところがその昌子さんの前に、インターチェンジ入口でいきなり強引な割り込みをする青いRAV4!川上車だ。しかも怒りの昌子さんにも気づかず、川上くんは知らぬ顔で料金所を通り過ぎる。

しかし、そこで昌子さんは見た。東京方面か大阪方面か、どちらに行くべきか迷っている川上くんを。同乗している玉ちゃんが助手席で指示をしているにも関わらず、自分で確認しようとして?マークを出してウロウロしている川上車を後ろから眺める昌子さんは、すっかり怒りも忘れて笑いこけたという。

そんな頃、小川車(海野・永井・高瀬)は順調に東海北陸自動車道へ。栗田車(鈴木・高橋)が名古屋インターから高速に乗った頃には、すでに集合場所の長良川SAに着いていた。早い。

そしてエドちゃんはマッキーを乗せて高速を使わずにひたすら下道で岐阜を北上していた。間に合うのか?


11:20頃 ひるがの高原到着

集合場所の長良川SAに集まっていることを確認して、そのまま高鷲インターに向かう。去年と違って思ったほど渋滞も少なく、予定より若干遅れてひるがの高原に到着。受付を済ませて宿の「奧みの荘」へ。まあまあ綺麗な宿で安心する。

安心できないのは工藤車。下道を走っていても間に合わないということで、途中から高速に乗ったようだが、12時の開会式に間に合うかどうかギリギリになってきた。


12:30 試合開始

 



結局開会式途中で工藤ちゃんとマッキーもやってきて、無事に全員集合する。すぐに各会場に移動。昌子・高橋組は第2会場、小川・岡田組は第3会場、川上・月原組と玉木・鈴木組は第4会場、栗田・高瀬組と工藤・永井組は第5会場、そしてシングルスの海野、槇原は第7会場へ。

初戦がBYEの工藤・永井組以外はすぐに試合に入る。栗田・高瀬組はPSK松本・山本組に0-3と一気にリードされたがそこから追いついてタイブレに持ち込む。しかし、結局これを競り負けて初戦敗退。チーム対抗戦のメンバー探しに入る。連絡がついたのは昌子・高橋組。こちらも4-6と競り負け。これで1チームできる。

しかし、その後に川上・月原組と玉木・鈴木組も初戦敗退が決まり、これまた1チーム完成。「サトラレ」玉ちゃんは、川上くんと組むのを嫌がっていたが、結局一緒のチームになってしまった。

その後、ずっと試合を待っていた工藤・永井組も3-6で負けてしまったのだが、エントリー時間切れとみっちのやる気のなさからチーム対抗戦にはエントリーせず本部でスピードガンコンテストなどに出ていた。唯一初戦を突破したのは小川・岡田組。しかし、2回戦は4-6と競り負けて上位進出はならなかった。

14:30 チーム対抗戦開始


2チームで臨んだチーム対抗戦。両チーム隣り合ったコートに入る。

まず栗田チームの初戦は84才を筆頭にした高齢者チーム「中川グリーン」。楽勝かと思いきや、1本目の女ダブで高瀬・高橋が絶不調。アッという間に0-3と追い込まれる。そこから高瀬美香ちゃんが立ち直って、何とかタイブレまで追いつくものの結局おばあちゃんペアに負けてしまう。もっとも、さすがにその後の男ダブ、ミックスは84才相手に楽勝して1回戦突破。ただ、この時に昌子さんが肉離れを起こしてしまう。やばい。今後は女ダブとミックスで勝たないと。

2回戦は名古屋のサークル「Let's」。またも女ダブが競り負けてしまい追い込まれる。肉離れの昌子さんもサービスはなぜか入るのだが、それ以外はさすがに動きが苦しく負けてしまう。まあ明日の男ダブのことを考えても、これ以上テニスをするのはやめた方がいいだろう。
  

もうひとつの川上チームは好調。飼い主「アッコ」に川上「イヌ1号」と玉木「捨てイヌ」の組み合わせだけに、ご主人様の命令をちゃんと聞いて走り回っているようだ。休憩中はちゃんとご主人様に尽くしているし。

初戦、2回戦をともに2-0で勝ち上がる。女ダブが負けたらビールを、男ダブが負けたらソフトクリームを奢るという賭けが、それぞれの頑張りに貢献しているらしい。3回戦はすっかり日が暮れてしまった6時台に行われたが、それもチーム戦ならではの応援で2-1で制して、意気揚々と宿に引き上げてきた。

シングルスの方はうみりんが初戦を突破し2回戦で第2シード(?)に敗退。しかしこれまでのひるがのでは土曜日は必ずミックス初戦負けだったから、シングルス転向は正解だったと言えるかも。第1シード(!?)のマッキーは順調に2試合を勝ち上がって準々決勝。ここから4ゲーム先取りになって調子の出ない間にマッチポイントに追い込まれる。40-40でこの1本を取ればタイブレというショットが、オンラインにも関わらず「アウト」と宣告されて負けてしまう。穏和なマッキーもこれには怒る、が、セルフジャッジである以上どうしようもない。無念のベスト8。宿に戻ってきても、まだ怒っていた。


18:00 夕食





チーム対抗戦に出なかった工藤・小川・岡田・永井は早々に引き上げてきてゆっくり風呂にも入る。シングルスの2人と栗田チームも6時前に戻ってきて風呂に入り夕食。マッキーのぼやきを肴にビールがすすむ。テニスして風呂に入って飲むビールは幸せだ。

チーム対抗戦で勝ち残っている川上くんたちが戻ってきたのは7時過ぎ。3回戦突破で意気が上がっている。この後はパーティでのジャンケンで賞品が決まるとあって、ジャンケンについては実績がある川上くんに期待が集まっている。しかし、川上くんはアッコちゃんとジャンケンをして5連敗。大丈夫か、川上!





20:00 パーティ


例年のごとく体育館でのウェルカムパーティ。例年のごとくコーチ席の前に陣取る。いろいろゲームやオークション、シングルスの表彰などあるが、ATC的には関係なくぼんやりと見ている。オークションで出たグラフやヒンギスのサインは欲しかったけど。

問題はチーム対抗戦のジャンケン。とうとうその時が来て、川上くんが押し出されるように壇上に上がる。かなり緊張している。右手と右足、左手と左足が一緒に出ていてそれがまた我々の笑いを誘う。大丈夫か、川上!最初のジャンケンは6チームを3チームに絞るため、2チームずつでジャンケン。ここで負けたら賞品はない。あっさり決まった他の2チームに比べ、川上くんだけアイコ。「ダメかな」というATC陣営の不安をよそに、なんとかこれを勝ち3位以内確定、賞品ゲット!さすが川上。

続いては3チームによる順位決めジャンケン。負けるなよ、という願いが届いたか、まず1チームが負けて3位に。川上くんは勝ち残る。強いぞ川上。いよいよ決勝戦だ。ここで勝てば優勝だ。奇跡を起こせるか。注目の一戦、なんとあっさり川上が決めた!大歓声、大興奮のATC!チーム対抗戦優勝だ!すごいぞ川上。トロフィーと賞品を貰い鼻高々で戻ってきた川上くん。ヒーローだぜ。春のサバイバルミックス優勝に続いて、なんと「裏街道春夏連覇」だ。ゲッター川上、「じゃんキング」襲名だ。

チーム対抗戦優勝を機に、他のゲームなどでも賞品ゲットが続く。エドちゃんと玉ちゃんは古橋コーチのボールを取ってTシャツゲット。しかもエドちゃんは権利のない伊達公子のサイン色紙まで貰ってきてしまう。

最後の番号による抽選でも、当たりが続き、特にオカジが当たったときの脱兎の如きダッシュにはみんな目を見張った。テニスしている時でもあんなスピードで駆け出したことはないのに。当たったんだから賞品は逃げないぞ、オカジ。

結局初日はテニスはいまいちな結果だったけど、賞品はかなりゲットした。去年の「実力派サークル」からまたそれ以前の「ゲッターサークル」へ逆戻り。でも貰えないよりは貰えた方がいいからいいか。

    



22:30 部屋で宴会開始

今年は去年よりも人数が少ないので部屋での宴会も楽だ。話題もひとつのことで盛り上がれるのは良い。みっちを除く13人で細長い部屋で飲む。入口付近には高瀬・高橋のビューティペアが座り、その隣に小川、川上、玉木、栗田。中盤に鈴木、岡田の女性陣。そこから奧が「濃い」と言われるゾーンになっていて、槇原、昌子、月原。そして一番奥に海野、工藤が陣取り、そのあたりは「樹海」とか果ては「腐海」と呼ばれていた。

ツッキーはオヤジゾーンのど真ん中に位置しても平気な顔をしていたが、高橋ひろみちゃんに「奧へ行ったら」と進めても、オカジのいる中盤から奧へは足を踏み出せない。どうやらタダならぬ空気が漂っているようだ。確かに最深部にいるうみりんはすでに酒で澱んだ目をしており、エドちゃんはマイティッシュ持参、パジャマの襟を立てて目をぎらつかせている。そんなところへ若い女性が入り込めるわけがない。ツッキーはエライ(笑)。




話題はあちらこちらに散り、かなり楽しく酔っ払いトークが進む。あまりにもキーワードが連発されるのでメモをしたが、後で読み直すと大して面白くはないので、ここに記録して残すほどのことではなかった。例えば一番受けたのは「マッキーさん、キャバクラってどんなところですか?」「じゃあ働くかね」と答えたマッキーの「かね」だったのだが、ほら、別に面白くないでしょ?受けたんだけどなぁ、この「かね」は。うみりんなんか泣いて喜んでいたのに。




マッキーネタでは、先に後部座席から降りて、続いて降りようとしているひろみちゃんの目の前でバタンとドアを閉めてしまい、危うく怪我をさせるところだった、という「冷たいマッキー」事件というのもあった。エリックさんの「○○は友達じゃない」というビーンボール発言とか、捨てイヌ玉ちゃんの「アッコちゃんからご褒美を貰うなら、なめた後の骨が欲しい」変態発言とか、うみりんが腐海の主のオウムなら、ひろみちゃんはナウシカだとか、まあ盛り上がるだけはとても盛り上がって、結局1時半に解散、就寝。今年は例年のように明け方近くまで飲んでいたメンバーはいなかった。






9/1


7:10 朝食

みんな早くに寝たので、朝はいつもより元気そうだ。特にハイテンションなのが玉ちゃん。朝から汗かいてゴハンたくさん食べて喋りまくっている。朝は特にローテンションのアッコちゃんは「あんな人とは絶対に一緒に暮らせない」と呟いていた。




8:00 男子・女子ダブルス開始

女子ダブルスは岡田・月原組が第1会場、永井・鈴木組が第2会場、高瀬・高橋組が第3会場。男子ダブルスは海野・工藤組が第4会場、川上・昌子組が第5会場、小川・玉木組が第6会場、栗田・槇原組が第7会場と、見事なまでにみんなバラバラになる。こういうこともさすがに珍しい。


例年なら日曜日は二日酔いで調子が悪いペアが多いのに、今年は逆に土曜日より好調のようだ。岡田・月原組は初戦敗退したものの、コンソレで1勝を挙げ、次も競り負け。惜しかった。川上・昌子組はさすがに昌子さんの肉離れには勝てず頑張ったが未勝利。小川・玉木組と海野・工藤組もコンソレに回るが、ここで快進撃。ともにベスト8まで進出した。高瀬・高橋組は1回戦を突破、2回戦も接戦だったが惜しくも敗れてしまう。昨日のチーム対抗戦で負けはしたものの2試合こなしたのが良い結果を生んだようだ。

栗田・槇原組は1回戦強敵チェリーTC鵜飼・深見組に6-3と勝って勢いに乗る。2回戦は中川グリーン小畑・岡田組に6-0と完勝。調子が良い。3回戦は難敵ポケット釘田・加藤組。見ていてもかなり上手なので勝てないかも、と弱気になったが、彼らの試合を2試合見ることができたので対策を練ることができた。弱点を攻めて意外にも6-2であっさり勝利。しかし試合を見ていなかったら勝てたかどうかわからない相手だった。

次の相手フライフラップ世古・相山組も若くてパワーとスピードがある。ただしちょっと荒いのが弱点。ずっと競り合ってタイブレに。5-6とマッチポイントを握られたが、そこから3ポイント連取して逆転勝ち。ベスト8。準々決勝。当然ここまで来れば相手も強い。ラフの中野・浜田組。しかし最初相手が調子が上がらないうちに3-1とリードしてさらに0-40のブレークポイントを握る。ここを取れば4-1とグッと有利になるところだったが、相手が踏ん張り結局ブレークできず。しかもピンチを逃れた相手が勢いに乗ってしまい流れが変わる。そのままゲームを連取されて3-6で負けてしまった。もうひとつ上に行けば賞品ゲットだっただけに惜しい負けだった。

残るは女子ダブルス永井・鈴木組。6-1、6-2と楽に最初を勝ち上がり、3回戦は粘るオバテニと競り合って6-4、さらに準々決勝もタイブレの果てに6-5で勝つ。みっち、アッコとも攻撃的なボレーが冴えていて、みっちのポーチは相手のオバサンに「まあ、カーテンを引くようなボレーね」と言われたそうだ。ネットに沿ってて真横に走り抜けていくみっちのポーチを見事に形容している。誉めているかどうかはわからないけど。

準決勝。ATCみんなが応援に駆けつけた第1会場第3コート。かなりイレギュラーバウンドが多く苦戦している。0-3とリードされたが、そこから徐々に調子が上がってきた二人はなんとか5-5タイブレまで追いつく。しかし、最後は相手の粘りに押し切られて敗退。決勝進出はならなかったが、堂々のベスト4だ。

男子ダブルスのベスト8、女子ダブルスのベスト4は、ともにATCの秋のひるがの最高成績。日曜日は「実力派サークル」になって一安心だ。


16:00 表彰式




みっちとアッコの試合が終わって、みんなで急いで宿に戻ってシャワーを浴びる。先に表彰される2人とカメラマン兼ドライバーの栗田が本部に戻り、男子の決勝を観戦。瀬戸TCの紀平くんが事前に宣言していた通りに優勝する。男子決勝の後、すぐに表彰式。瀬戸TCがかなり上位を独占している。そんな中、永井・鈴木組がBEST4賞品の盾とシャツを貰う。昨日はチーム戦、今日は女ダブとアッコは賞品独占だ。








17:00 ひるがの高原出発

もう一度宿に戻って全員で集合写真を撮影してから分水嶺公園へ。昌子さんがオカジ、ツッキー、ひろみちゃんに、エドちゃんがみっちとアッコに、栗田が美香ちゃんにソフトクリームを奢って、全員で芝生の上でのんびりソフトを嘗める。爽やかな高原の風が気持ちよい。

その後、各車ごとにひるがのを出発して帰路に着く。相変わらず下を走り続ける工藤車。美香ちゃんは恐れ知らずに川上車に同乗。帰りは渋滞を避けるためらしいが、なぜか金華山経由で帰ったらしい。かえって時間がかかったと思われる。小川くんはうみりんは金山で降ろして、みっちを家まで送り届けたとか。昌子車は順調に高速を走って一番早く名古屋に帰り着いたようだ。それでもこれから大阪まで帰るツッキーは大変だ。栗田車は、のんびりと川島PAでアッコとひろみちゃんと食事して9時に名古屋着。

今回は賞品も貰ったし、上位進出もしたし、爆笑エピソードもあったし、本当に楽しい大会だった。皆さんお疲れさま、来年もよろしく。





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