幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 10月26日 ● 風邪かなと思ったら。

 最近めっきり涼しくなったせいか、周りに風邪を引いている人の多いこと。みんな喉にくるとか鼻にくるとか言いながら、ヘロヘロになって会社に出てきています。いつもなら真っ先に風邪を引いて倒れているはずの僕ですが、今回はちょっと風邪っぽいということはあっても、幸い寝込むまでには至っていません。

 そもそも風邪に一番効くのは休養と栄養。こんなことはいい年した大人なら誰でもわかっていることです。なのに風邪を引いているのに無理して空気の悪いオフィスに出てきたら、悪くなりこそすれなかなか回復なんてするはずもありません。最近ひ弱なはずの僕が風邪で寝込んだりすることがないのも、とにかく風邪の引き始めに無理してまで会社に行かないようにしているから。逆にちょっとでもスキあらば家に逃げ帰って寝てしまっているので、ひどい状態にはなっていないだけです。

 ところが一般のサラリーマンというのは、そういうことができないし、実はしたくもないようです。勤務時間中に映画を見に行ったり喫茶店でダベったり床屋に行ったりするサラリーマンは結構いるようですが、家に帰って寝てしまうという行為は抵抗感があると聞きました。さぼっていることには変わりないのですが、やはり自分なりのラインがあるようですね。

 ただどうせ仕事をしないでさぼっている暇があったら、その時間を体調回復のために使い、本当に仕事で忙しい時に快調でいられるように健康を管理する方がずっと理にかなっています。理にかなってはいますが、そうそう簡単にはいかないところが日本の会社。「風邪を引いたかも知れないので休みます」という言葉で、果たして何人がちゃんと休めますか?本当の意味での経営の効率化というのは、ただ首を切るだけではなく、無駄の多い非合理的な社風を変えることから考えるべきでしょう。
 

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