幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 10月7日 ● 2000円札なんて記念紙幣で十分。

 また小渕が思いつきで変なことを言っているなと思いました。来年のミレニアムと沖縄サミットを記念して2000円札を発行するというのです。デザインは沖縄の守礼門と源氏物語だとか。これを聞いて当然僕は記念紙幣だと思いました。これまでなら記念硬貨を出すところだけど、2000円だから紙幣にしたんだろう、と。

 ところがよくよく聞いてみると、記念紙幣ではなく恒常的に使われる紙幣として考えているとか。一体全体なんのメリットがあって、そんなことをするのでしょう?景気に刺激を与えるかも、という話ですが、多分地域振興券ほどの効果もないでしょう。だって2000円札があったからって、お金を使おうと思いますか?それよりも自販機などで新しい紙幣が使えるように改良しなくてはなりません。余計なコストがかかるだけです。

 欲しいのは1万円を超える高額紙幣です。現在流通している紙幣の枚数で言えば60%、金額では90%が1万円札だそうです。最高額紙幣が60%も占めているなんておかしいですよ。当然5万円札、10万円札の登場が待たれるところです。ところが出てきたのは2000円札。中途半端この上ない金額ですし、いくら外国にあるからと言っても日本じゃやっぱり馴染まないでしょう。

 報道によると大蔵省からの発想ではなく、あくまでも小渕首相の思いつきだったらしいとのこと。単なる思いつきで国の経済の根幹に関わることを決めて良いのでしょうか?単なる野球の勝ち負けでしかない長嶋カンピュータですらあれだけ非難されるのですから、国の経済を揺るがす小渕の思いつきに対して、もう少しきちんと諫言できる人はいないのでしょうか?妙に調子づいているこの小物首相が最近どうも危なかしく見えて仕方ありません。

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