幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 9月21日 ● 地域振興券の総括はあるのか。

 公明党にすり寄るために自民党が認めた「天下の愚策」地域振興券が今月20日をもって使用期限になりました。受け取っていない人や使わなかった人も結構な数にのぼるようです。我が家では子どもたちのバースデープレゼントとTDLに連れていくことに使いましたので、15才以下の子どもに配られた地域振興券本来の使い方をしたと思いますが、TDLはともかくバースデープレゼントはどっちにしても買う羽目になるわけですから、需要拡大という目的からすると半分達成でしょうかね。

 導入した時はかなり騒ぎになったこの地域振興券、果たして効果があったのでしょうか?僕の直感では「何の役にも立たなかった」という気がします。ほとんどの場合は必需品の購入にあてられてしまい、新たな需要拡大に向かった分はわずかという印象です。

 ただ直感だけでモノを言うのは時として間違いを犯しやすいことです。本当にマスコミが言うように「天下の愚策」だったのか、政府はきちんと地域振興券の影響を検証してその結果を早く公表すべきでしょう。もちろん景気回復への施策はこれだけに関わらずいろいろな手を打っているわけですから、地域振興券だけの効果というのは測定しにくいものでしょう。しかし、予算規模としては小さくても、その額に比べて話題性は抜群でした。

 現在自民党総裁選の争点のひとつになっている「自自公連立」の流れの中にあった地域振興券。もし愚策ではなく本当に効果的な施策だったとしたら、それはそれで公明党を評価すべきでしょうし、小渕総理の株も上がるというものです。いずれにしても、ちゃんと総括してもらわなければ評価のしようもありません。もっとも今の政府の評価ではお手盛りで信頼性に欠けるかも知れませんけどね。
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