幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 9月20日 ● 亜熱帯ニッポン。

 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、そろそろお彼岸だというのに、相変わらず東海地方では不快な暑さが続いています(他地域のことはわかりませんが、恐らく関東も関西も同じような状況でしょう)。天気予報によれば平年よりも気温が4〜5度も高いらしく、朝晩はかなり過ごしやすくなったとは言え、未だに夏が続いているという感じです。

 地球温暖化ということが言われはじめて随分経ちますが、最近実感として本当に温暖化しているなと思います。冬に雪が降ったり霜がおりたりすることも子どもの頃に比べて随分少なくなりましたし、今年のように夏がだらだらと続いて秋の訪れも遅くなりました。春秋が短くなって冬からいきなり夏へ、夏からいきなり冬へと切り替わっている感じがします。四季の情感豊かなニッポンは消えつつあるのかも知れません。

 こうして温帯から亜熱帯へと日本の気候が移りつつあるとしたら、生活習慣も東南アジアの人々にもう少し学んだらどうでしょう。特に服装。最近の露出過多な女性のファッションはすでに亜熱帯化していますが、男は相変わらずスーツにネクタイ。それに合わせて冷房をガンガンとかけるせいで、ますます外は暑くなっているのですから、実に非合理的です。香港やシンガポール、バンコクなどでも、もちろんビジネスマンはある程度カチッとしたファッションをしている時も多いでしょうが、TPOに合わせてもっと開放的な服も着ていると思います。

 恐らく服装だけではなく、食事から生活サイクルに至るまで、亜熱帯地方ならではの知恵がいろいろ彼の地にはありそうです。健康面も含めて、暑さ対策について学ぶべきことが多そうな気がします。いや、本当にこれだけ残暑が続くとバテますね。ふだんネクタイなんかしていない僕でも思うのですから、相変わらずスーツ姿の人たちは大変でしょう。くれぐれも皆さんご自愛のほどを。
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