幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 9月19日 ● 監督でこうも変わるのか。

 名古屋グランパスエイトがJリーグセカンドステージで快進撃を続けています。開幕当初は実力下位と思われたチームに連敗、その後もなかなか調子に乗りきれずに、とうとうお得意の(?)監督交代劇へとなってしまったのですが、かつて鹿島アントラーズを率いてリーグを制したカルロスが監督になった途端に磐田や鹿島を破り、連勝街道まっしぐら。順位を13位から5位にまで上げてきました。

 それにしても中学生、高校生ならわかります。うまく子どもの能力を引き出してやれば、アッという間に強豪校に成長することもあることでしょう。しかし長年サッカーをやってきたベテラン揃いのグランパスの選手たちが、監督が変わるだけでここまでサッカーの質が変わって勝ち始めるというのは実に不思議な気がします。

 まだ野球なら試合中の監督の出番も多いからわかりますよ。サインを細かく出したりすることもできるし、継投や代打のタイミングも監督が間違えて負けてしまうこともよくあります。逆に今シーズンのドラゴンズのように継投がピタリとはまれば、これほど強いこともありません。

 しかしサッカーではせいぜい選手を3人変えることができる程度。フィールドでは選手たちの自主性に任せるしかないのです。シーズン当初からみっちりとフォーメーションを教え込んできたから、ということならまだしも、本当に顔が変わっただけで勝てるようになったというんだから、これはもう気の持ちようだけでしょう。

 逆に言えば、今までだって勝てるチカラは十分にあったのに、気分が乗らずにダメだったということになるわけで、ちょっと情けないですけどね。もっとも、スポーツってメンタル次第で実力が倍にも半分にもなることは、自分も良く知っています。結局監督を変えて選手たちの能力を引き出したフロントの勝利ということになるのかも知れませんね。だったら最初から良いの連れてこいよ、という意見もありますけど。
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