幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 9月12日 ● 杉山愛全米オープン制覇。

 杉山愛が全米オープン混合ダブルスで優勝、テニスの四大大会における日本人選手の優勝は5人目、女子ではウィンブルドン女子ダブルスの沢松和子、全仏オープン混合ダブルスの平木理化に続いて3人目となりました。

 杉山がペアが組んだインドのブパシは、1997年に平木が全仏オープンで優勝した時のペア。当時はまだ無名の若手選手でしたが、最近は男子ダブルスでも大活躍しているダブルスのスペシャリストに成長しています。杉山の優勝はブパシというパートナーに恵まれたことが大きいことは間違いありません。

 ただ最近の杉山はずっと不調でした。伊達、沢松らが引退後の日本女子テニスを一人で引っ張る牽引車として期待されている割には、成績が思うようにあがらず、徐々にランキングも下がってきているところ。原因は実力不足というよりも、心理的なものとされてきました。いわゆる「勝ちビビリ」をしてしまい、折角リードしながらズルズルと逆転負けをくらうことが多かったからです。

 トッププロの精神的問題を我々のようなアマチュアプレーヤーがどうこう言えるものでもないのですが、推察するにやはり「勝ちビビリ」は勝ち慣れていないからこそ起こるものだと思います。とにかく勝って自信をつけることが一番なのです。そう言う意味では、例え混合ダブルスであろうとも、グランドスラムのひとつを取ったことは、杉山にとって大きな勲章であり自信に結びつくものとなることでしょう。

 今回杉山が優勝したことよりも、この優勝で自信をつけた杉山が一皮むけて、シングルスで伊達に劣らぬ活躍をしてくれることを期待したいと思います。
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