高校野球が終わり、今年の夏もそろそろ終盤だな、という今日この頃。夏の終わりを告げる雷もしばしば轟いています。桐生一の正田君は4連投で肩を壊さなかったのか、甲子園の優勝投手は大成しないというけれど、来年の夏には無事プロのユニフォームを着て活躍してくれるんだろうか、などといらぬ心配をしてしまうのも、夏が過ぎていこうとしているのを感じているからかも知れません。
もっとも夏が終わっても世界が終わってしまうわけではありません。ノストラダムスの予言はしっかりと外れたわけですから、夏の次は秋と決まっています。で、秋の気配がひそやかに忍び寄ってくるとともに、スペイン・セビリアで世界陸上が始まりました。ひと足早い秋の大運動会(?)です。
最近御難続きのTBSが社運をかけて臨む世界陸上。メインキャスターに前回に続きフジテレビ色の強い織田裕二と中井美穂を起用し、さらに現地に切り札である進藤晶子アナを送り込んでの総力体制。なんとか爽やかなスポーツのイメージで局のダーティさを覆い隠してしまおうということでしょうか。
もっとも、かつてはカール・ルイスやジョイナーらを輩出して世界的に人気を博した世界陸上ですが、今年はあまりカリスマ的人気を誇るアスリートが見あたりません。その上にトップアスリートに広がる薬物疑惑で、最高のパフォーマンスを期待できるのは、せいぜい男女100mのモーリス・グリーン&マリオン・ジョーンズくらいです。
どちらかというと注目は日本勢がどこまで活躍できるかというところ。メダル候補の女子マラソン高橋尚子、浅利純子をはじめ、入賞を狙える選手も何人かはいるので、その当たりにTBSもスポットを当てていくようです。
そんな中、全然注目はされていませんでしたし、結果もついてきませんでしたが、女子100mに出場した新井初佳は可愛かったですね。あの笑顔は十分小谷実可子クラスのタレントとしていけるでしょう。もっと見たかったけど、一次予選であっさり敗退してしまったのは残念でした。残る4×100mリレーに期待しよっと。
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