幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 8月20日 ● 巨人が負けて沈むマスコミ。

 首位決戦は中日の3連勝で決着。全ての試合が厳しい競り合いでしたが、中日の誇る中継ぎ投手陣が、その実力を見せつけた3連戦でした。マジックこそ点灯しませんでしたがゲーム差は7.5。残り試合を5割でいけば、もう楽に優勝できるわけですから、投手王国中日にはさほど難しいことではありません。

 反対に巨人はもう息も絶え絶えという感じですね。自慢の重量打線も、きめ細かい野球の前にはただの大味な野球に見えてしまいます。まあ中日は昔から職人気質のチームで、過去の名選手もテクノクラート系が多いですから、今の野球は伝統の持ち味を生かしていると言えるんでしょうね。

 で、巨人と一緒になって息も絶え絶えなのが民放のスポーツニュース。この3連戦の各局のスポーツニュースのコメントは、もう圧倒的な巨人贔屓なのですが、毎日トーンダウンしていくというか、悲壮になっていくのが見てて心地よかったくらいです。そんな中、NHKだけが辛うじてNHKらしい矜持を保っていて、一応公平な扱いをしていたのが好印象でした。もっともキャスターはかなり無理していましたけどね。

 そもそもスポーツニュースで野球チームを一方的に応援するような風潮はいつ頃から生まれたのでしょうか?公平であるべき報道機関が、まるで飲み屋で野球好きのオッサンが話しているような低レベルな応援を繰り返すことに疑問を抱いてはいないのでしょうか?昔のテレビ局はそんなプライドの低い情けないことはしていませんでしたから、やはり久米宏の「ニュースステーション」あたりがはじめかも知れません。

 いずれにせよ「巨人が優勝するかどうか」しか関心がないスポーツニュースの連中に早く引導が渡せるよう、さっさと中日はマジックを点灯させて欲しいものです。中日と福岡ダイエーの日本シリーズなんて、東京のマスコミには全然興味が沸かないでしょうけどね。知ったことじゃありません。

 
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