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ドイツでビール祭りの際に見知らぬ女性に脚を噛まれた男性が、女性の口内の菌に感染して重体に陥ったそうです。男性がミュンヘンの病院に担ぎ込まれた時には白血球が異常に多く40度の高熱、患部には5センチ四方の深い噛み傷があり、ショック症状になりかかった筋膜炎だったとか。検査の結果、人の口の中によくみられるＡ型連鎖球菌が見つかったそうです。
この男性は治療の結果なんとか一命はとりとめたということですが、医師の話では「人の口の中には体内に入り込むと病原性を発揮する菌がたくさんいる。人に噛まれたら動物の噛み傷より怖いかも知れない」ということだそうです。
実は僕の会社の1年後輩でテニス仲間でもあるＫ谷が、狂気の噛みつき魔なのです。さすがにヤスリで歯を磨いたりはしませんが（そんなプロレスラーを知っているのは年寄りだけだな）、酔っぱらうと見境なく誰にでも噛みつきまくります（裸にもなりますが、これは酔ってなくても全部脱いでしまうので、単なる好みでしょう）。
一緒に飲みに行っている仲間だけならまだしも（とは言え上司やお得意様もいるんですが）、単に居合わせただけの関係ないお客さん（男女の区別なし）に噛みついたとか、店の人に噛みついたとか、ひどい時は帰りのタクシーの運転手にまで噛みついたとか。もう尋常じゃありません。
またその噛みつき方がひどくて、会社の同僚でもたくさんの人が被害にあっていますが、スーツの上から噛まれたのに歯形がくっきり残ったとか、直接噛まれて傷跡が膿んだ人までいました。Ｋ谷は性病関係もいろいろ怪しい男ですから、傷跡が膿んだ人（及びその奥さん）は、別の病気の感染まで真剣に心配していました。
幸い、まだ彼に噛まれて重病に陥ったという話は聞いていませんが、ドイツの話は全く他人事とは思えません。本人に忠告してやめるかどうかは定かではないので、やはりみんな自衛するしかないんでしょうねぇ。噛まれそうな所に鉄板でも仕込んでおこうかな。
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