幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 8月13日 ● ペルセウス座流星群。

 先日話題になったばかりの皆既日食に続いて、今度はペルセウス座流星群と、天体関係が賑やかです。皆既日食は中東からヨーロッパにかけて、かなり広い範囲で見ることができたようで、夏休みを利用して観測ツアーに出かけた人も多いとか。

 それに比べるとペルセウス座流星群はグッと庶民的(?)で、そのあたりの高原でも十分に堪能できるらしいのですが、先ほどから我が家のベランダで見ていてもひとつも見えません。幸い晴れているし新月で空も暗いんですが、なにせ我が家は結構街中にあるので、地上の明かりが眩しいこと。カシオペア座を目印にペルセウス座を探そうとしても、肝心のカシオペアの「W」が全然見つからないくらい見にくいんですから、いくら流星群が流れてもそうそう見えるわけないです。

 それでも我慢して30分ほど星空を見ていると、流星群は見えなくてもなんとなくリフレッシュした気分になれるから不思議なものです。僕は小学2年生の時にプラネタリウムに感激して一時期はそこそこの天文少年だったのですが、いつの間にやら星空をゆっくり眺めることもなくなっていました。こういう機会があると、改めて当時の気持ちを思いだして、新鮮なような、でもどこかこそばゆいような妙な感覚に襲われます。38才の肉体に10才の魂が降りてくる感じでしょうか。そんな微妙なズレを楽しんでいるのかも知れません。

 例えばアルバムをめくっていて、当時好きだった女の子の写真を見てしまった時とか、思い出深い歌謡曲を思わず耳にしてしまった時、突如として昔の気持ちが鮮明に甦ることがあります。あの感覚って、僕には精神だけが当時へとタイムスリップしたようなもの。一瞬のことですが決してキライじゃありません。星を眺めながらいろいろ妙なことをしみじみ思い出してしまいました。
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