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ダイエーホークスのエース工藤は、今シーズン火曜日にしか先発をしていません。ジャイアンツの新エース上原もほとんど火曜日の登板。昨晩（火曜日）、セ・パ両リーグで首位を争っている4チームの先発はダイエーが工藤、西武が石井、中日が野口、巨人が上原。みな今年チームの躍進を支えているエースです。
現在のプロ野球では、先発投手のローテーションは中6日が普通。月曜日はほとんど試合が休みで、3連戦の初戦は火曜日。そしてそのまま日曜日まで6連戦になる場合もよくあることです。つまり、大事な連戦の初戦、どうしても勝ちたいからエースが毎週火曜日に登板するというわけです。
僕が子どもの頃は中4日か中5日が普通で、中6日なんていうのは、手術後にカムバックした時の「サンデー兆児」（ロッテの村田が大事をとって中6日で投げたため毎週日曜日に登板していた）が初めてだったような気がします。シーズン終盤ともなると、高校野球のように連投なんてこともまだあった時代でしたから、一週間に1回しか投げないなんて、楽しているよなぁと思ったものでした。
で、まあ火曜日に登板する投手が決まっているということは、それだけ安定した絶対のエースがいるということ。またその間を埋める先発投手のコマが揃っているということでもあるわけで、そういうチームが上位にいるのは当然のことです。逆にエースがフル回転して火曜日に投げたのに、中4日で日曜日に出てきて、今度は土曜日、というようでは、結局長いシーズンを乗り切れないのでしょう。
西武の大物ルーキー松坂も日曜日に投げているようでは、まだまだ本当のエースになったとは言えません。今はまだチームへのカンフル剤という役割の方が大きいような気がします。もっとも、高卒ルーキーが二桁勝っただけでも大したものですけどね。今、甲子園で投げている子たちの中で、来年の今頃松坂のようにプロで先発を任されているような投手がいるんでしょうかね？そう言えば、東邦と滝川二の好投手対決は雨で流れてしまいました。残念。
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