幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 8月6日 ● 世界地図が描けますか。

 最初に自慢話めいたことを言わせていただくと、僕はガキの頃からの地図オタクでして、中学生が授業で使う地図帳を幼稚園の頃に知り合いのお姉さんに貰って以来、暇があると地図帳を眺めている5才児でした。

 小学校2年生の時には全都道府県名と県庁所在地を諳んじることができ、小学校5年生の時には社会の先生相手に地図帳による地名探しで勝つほどでした。お陰で大学受験の時には、大して勉強をしなくても地理だけは点数を楽に取ることができ、代ゼミの模試で全国1位だったこともあります(←これくらいしか自慢することがないのでご勘弁ください。所詮子どもの役に立たない知識自慢ですから)。

 さすがに年齢を重ねると他に楽しい遊びも覚えたので、地図帳ばかりを眺めている訳にもいかず、最近は人よりちょっと詳しい程度にまで落ちぶれてしまったのですが、世界各国の位置関係くらいは把握しています。ところが、世の中にはとんでもない地理感覚を持っている人も多く、よく海外旅行とかしているわりには、ヨーロッパや東南アジアの地理が全くわかっていないようです。

 下の3枚の地図は、会社の同僚・後輩に記憶だけを頼りに描かせた世界地図です。それぞれ、それなりの大学を卒業して、一応知的な職業に就いている割には結構あやふやなものなのが、ひと目で見て取れます(上からMっちゃん-A学院大卒40才、S井くん-W大学卒24才、S田さん-R大卒24才)。

    



 巨大化する日本、東南アジアの縮小消滅、ユーラシア大陸とアフリカ大陸の切断、アラスカ及びカナダの曖昧、遠い大陸はとにかく丸くしておけ、などの特徴がわかります。反対にイタリアやオーストラリアあたりを、妙に正確に描き込んでいたり。これらは、やはり心理的な距離の近さ遠さが如実に反映しているのかなと思います。中近東とかアフリカ、南アメリカなんて、全然興味ないしわかんないもんね、太平洋に島はいろいろあるみたいだから、適当にこの辺に散らしておけ、なんて感じです。さすがに年の功(?)でMっちゃんがそこそこ正確に描いてはいますが。

 もっともわずかサンプル数3で、あまり法則づけて考えるのは無理があるとは思います。ただ描いてみると意外と面白いし、いかに自分が偏った世界認識をしているのかがわかりますから、暇つぶし半分で描いてみてはいかがですか?僕たちは今度は日本地図にチャンレジしようかと話しています。彼らに北海道や九州がちゃんと描けるかどうか、相当怪しいです。


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