幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 7月18日 ● 27時間テレビのくだらな面白さ。

 今年もまたフジテレビ系列で27時間テレビをやっています。中居くんをメーンにして、とにかく馬鹿馬鹿しい番組のオンパレード。涙と感動を売り物にする日本テレビ系列の24時間テレビと違い、とことん娯楽に徹しています。

 見る人によっては「テレビって本当にくだらない!」って思うことでしょう。確かにくだらないんですが、それがまたテレビの本質なのかも、と思ってしまうほどに、フジテレビは確信犯です。そんなことやってどうすんだ!という企画を連発。それも大半が以前の企画の焼き直しなんですから、手抜きじゃん、と言われても仕方ありません。

 しかし、だからこそ27時間という長丁場を持たせることができるんです。気合いの入った社会派ネタや、思わず息を詰めて見てしまうような刺激的なエンターテイメントが並んだら、27時間なんてとても付き合っていられません。視聴者は冷房の入った部屋でソファに寝ころんでジャンクフードを食べながら「くっだらねー」と言いつつぼんやり見る、それが多分正しい27時間テレビとの付き合い方なんでしょう。

 そう考えると、27時間テレビのコアターゲットは、全国放送ながら、実は都会の一人暮らしの若者であることがわかります。ただの暇つぶし、寂しい部屋の賑やかし、孤独の友。テレビとそんな付き合い方をしている若者たちのために、「今日はとことん付き合うよ」と言っているのが27時間テレビなのです。
 
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