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オールスターのファン投票結果が発表されました。イチローが初の100万票を突破したこともニュースになっていますが、何と言っても今年の話題は松坂と上原のルーキー投手2人がともに1位で選出されたこと。しかも人気だけではなく実力でも十分にリーグを代表する成績を残しての選出ですから、文句のつけようがありません。
話題のルーキー投手とオールスターと言えば思い出すのが1990年。この年、ルーキーながら大活躍していたセの与田、パの野茂という2人の本格派速球投手が出場。与田は清原、野茂は落合という両リーグを代表する4番打者と真っ向から速球で対決、ともに痛打されました。とは言え、ともすればお祭り気分だけで終わるオールスターも、この対決は実に見応えがあり、まさに「ドリームマッチ」に相応しいものとなりました。
そもそも野球とサッカーの楽しさの違いは、こうした1対1の戦いにあります。まるで武蔵と小次郎を思わせるような豪速球投手対強打者の対決。役者さえ揃えば、野球は本当に面白いのです。
今年も上原はイチロー、松坂は松井という球界を代表する強打者と対峙することになります。もちろん逃げないで真正面からの勝負になることでしょうから、大いに楽しみです。
ところで松坂と言えば、シドニー五輪の日本代表チームにも選出されそうです。こちらは球団が了承したプロ選手が何人か選ばれることになっていて、松坂はどうやら確実な模様。本来ならオールスターに選ばれるような選手からさらに選抜されて「ドリームチーム」を作ることがベストだと思うのですが、各球団の思惑もあって、そう呼べるほどの陣容は揃わないらしいのが残念です。
でもまあレギュラークラスが揃えばかなり強力なチームになることでしょう。打倒キューバのためにも、今からどんなメンバーになるか楽しみです。
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