『元禄繚乱』ファンとしては「柳沢と吉原」とはいかなる話題か、と思ってしまいますが、残念ながら今回はサッカーの話です(笑)。
サッカー五輪代表の2人のFWが明暗を分けました。唯一J2から代表に選ばれて大活躍している吉原(札幌)が、中山(磐田)骨折のため急遽A代表によばれ南米選手権に出発しました。
この五輪一次予選は、日本はもう大楽勝の連続。どんなメンバーを出したって大差で勝ってしまうのですから、日本の若い世代は本当に強くなったものだと思いますが、その厚い選手層の中でも、吉原の活躍は目を見張るものがありました。
日頃陽の当たらないJ2、しかも札幌でサッカーをしている吉原にしてみれば、例え楽勝の一次予選と言えども、他のJ1勢とは違って、数少ないアピールチャンスです。出場する機会があればとにかくどん欲にゴールを狙う姿勢は、テクニックばかり上達しながらどこか最近物足りない印象を受けるエース柳沢(鹿島)とは対照的。それがトルシエの気をひいたのでしょう。ぜひ南米選手権でもチャンスを貰ったら一発見せて欲しいところです。
その柳沢は、先日のネパール戦後、外出禁止令を無視してモデルの女の子とデートに出かけたのがばれて代表を外されてしまいました。今大会の柳沢はチームメイトがゴールを量産しているのに、さっぱりダメでひとり蚊帳の外。ようやくこのネパール戦で2得点を挙げて存在感を示した直後のデート事件ですから、なんとも迂闊です。ちょっと「マリーシア(ずる賢さ)不足」。サッカーと一緒。
もっとも僕はそういう柳沢に大物らしさも感じますけどね。確かに気が緩んでいるのかも知れないし、周囲からちやほやされて天狗になっているのかも知れません。しかしまだ若い五輪代表チームのエースです。たまに活躍した時くらい、女の子と遊びに出かけたい気持ちは十分理解できます。目くじらを立ててどうこう言うほどのことではないでしょう。いろいろいていいじゃないですか。
幸い、この一次予選は外されても、またチャンスは貰えるようなので、ぜひ次の試合で「やる時はやる」というところを見せて欲しいと思います。結果さえ出せば誰も文句は言いませんからね。
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