幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 6月28日 ● ヒロスエ初登校。

 いやぁ、予想以上の大騒動だったようですね、広末涼子の早稲田大学初登校。報道各社には事前に連絡があって、登校する前に大学側からの説明も行われての初登校。なんでこんな大騒ぎをするんだ、と不審に思うオジサンも多いことでしょうね。我らが吉永小百合だって昔はちゃんと早稲田に通っていたけど、こんなバカみたいな騒動にはならなかったぞ、って。

 そう、まさにバカになってしまったんですね、大学生とマスコミが。タレントに大騒ぎするようなミーハーになんて見られたくない、というのが少なくとも大昔の大学生気質だったんだと思います。またそんな一ジャリタレの登校くらいで新聞がカメラマンまで送り込めるか、と思うのが、やはり昔気質のジャーナリストの感覚でしょう。

 ところが現代の早稲田の学生は、もちろんミーハーなおバカさんばかりだし、マスコミも最も気取っている朝日新聞ですら夕刊ででかでかとヒロスエの後ろ姿写真を掲載するほど。吉永小百合の時代とは大きく隔たってしまったのです。

 今回の一連の騒動でヒロスエを非難する声も多いようですが、僕は全然彼女は悪いとは思えません。学びたいと思えばそのチャンスは与えられるべきだし、仕事と両立させるのだって問題はないでしょう。どういう風に授業を受けようが、それは人それぞれ事情があるのですから勝手です。大学は8年間かかって卒業したっていいし、結局無理だと思って中退したって、それは本人の自由です。早稲田は中退しないと偉くなれない、なんて昔はよく言われていたくらいでしょ?

 それに自分が早稲田に入れなかったからと言って、それでヒロスエをずるい、とか言っているバカな学生は大学なんか行かずにとっとと働けばいいんです(もっともこのご時世にそんな甘い奴を雇う企業があるかどうか)。早稲田の姿勢を非難するのも当たりません。早稲田がスカウトしたのならまだしも、本人が受験したいと言ってきた以上、それを拒むのもおかしいですし、仮に「これで受験生が増えて大儲けだ」と大学側が思ったとしても、そんなアホな受験生は受験料だけ巻き上げて落とせばいいことです。私学はどこも経営が苦しいのですから、それくらいのことは仕方ないでしょう。

 まあご本人してみればこれだけの大騒ぎでは授業どころではないでしょうから、もっと落ち着いてからひっそりと学校に通ってはどうなんでしょうね。ヒロスエ人気なんて、そうこの先何年も続かないと思いますから(笑)。

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