幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 6月13日 ● 好球必打の人生。

 ホームラン王になるためには難しいボールに手を出さずに失投を逃さないことだそうです。どこかの大打者が解説で言っていました。いくら難しいボールをうまく打てても、それだけではアーチの量産はできないとか。素人考えでは、難しいボールが打てるなら、絶好球なんかわけないだろうと思うのですが、そういうものではないんでしょうね。

 テニスで勝つためにも、難しいボールを取るよりも、確実にチャンスボールを決めることが大事です。なにせ野球と違ってテニスの場合はチャンスボールをミスしたら、イーブンになるわけではなく即座にそれは相手のポイントになってしまうのですから。プロはチャンスボールを絶対に決められるように何万本も単調な練習を繰り返すそうです。

 もっともファンにしてみれば、簡単なボールを見逃す癖に、外角の落ちるボールをスタンドに放り込むようなバッターの方が意外性があって面白いと感じますし、イージーボールをミスする癖に、相手のとんでもないボールを切り返してエースにするようなプレーヤーの方に魅力を感じますけどね。

 「記録よりも記憶に残る」と言われるようなプレーヤーと、逆に強いけどつまらないと言われるプレーヤーの違いは多分このあたりにあるのでしょう。言い換えればそこにドラマを感じるかどうかということです。長嶋やコナーズは前者であり、野村やレンドルが後者であることは間違いありません。

 ところでスポーツでの教訓はしばしば人生の教訓に転用できるものですが、この「好球必打」の教えもまた生かせるような気がします。チャンスを逃さない手堅い人生は勝利を得やすく、難しいことに敢えてチャンレンジする人生はリスキーな反面大きなドラマがあります。どっちが良い悪いという問題ではないのはもちろんですが。


長谷川先生の『日記読み日記』の中で先日の「TVチャンピオン」の話題に触れて「クイズ番組にWeb日記作者が出場したら誰が優勝するだろうか。」という一文がありました。自慢するわけではないですが(と言う言葉は自慢する時に使うのですが)、僕は『アタック25』の優勝経験者です。プロフィールにも書いてあるほど自慢しています(笑)。←やな奴


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