幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 5月29日 ● 夢は初夏のイギリスでスポーツ観戦。

 日本じゃ6月から7月というと、ちょうど梅雨時で、ジメジメムシムシ、もう至るところにキノコが生えてきそうなイヤな季節です。ところが、緯度の高いヨーロッパではこの時期が最も過ごしやすく、花が咲き誇り、花嫁も咲き誇り、スポーツイベントも咲き誇る、そんな素敵な季節です。

 現在パリ・ローランギャロスではテニスの全仏オープンが行われています。日本期待の杉山愛は敗れてしまいましたが、女子はタレントが揃った戦国時代、誰が勝つかわからない熱いドラマが期待できそうです。僕の予想ではヒンギス本命、対抗にヴィーナスかセレナのウィリアムズ姉妹あたりを推したいのですが、さてどうなることでしょうか。

 で、この時期のスポーツと言えば、ゴルフ、テニス、サッカー、ラグビーなど多くのスポーツの発祥の地となったイギリス。6月から7月にかけては、特に伝統的なスポーツイベントが目白押しです。まず6月中旬に行われる競馬の祭典ロイヤル・アスコット。英国王室主催で、英国上流階級の社交場ともなるこの優雅な競馬場ならば、競馬をやらない僕でも一度は訪れてみたいものです。

 そして6月下旬から7月上旬の2週間にはお待ちかねのウィンブルドンが行われます。1年のうちでこの大会中しか使われないセンターコートの芝の上で、今年はどんな戦いが繰り広げられるのか。芝コートには滅法強いチャンピオンと、このコートだけでは勝てないチャンピオン。そういう悲喜劇を生むのも、また伝統のなせる業なのかも知れません。

 さらに7月中旬には世界最古のトーナメント「ジ・オープン」ことゴルフの全英オープンが開催されます。6月から7月にかけての1ヶ月、イギリスに滞在してこれらのスポーツイベントを順番に満喫できたらどれほど幸せなことか。伝統的イギリス趣味丸出しのものばかりなだけに、思いっきり鼻持ちならないくらいにスノッブに楽しんでみたいものです。

 もちろん、それだけのことをしようとすれば、どれほどの時間とお金がかかることか。少なくとも会社勤めをしている間はとても無理でしょうね。願わくば定年退職後に元気が残っていて、いくばくかの資金的余裕があったら、叶えられないかと思うばかりです。日本のスポーツイベントだと、そんな先のことどうなっているかわかりませんが、どうせイギリスのことです。20数年くらい先なら全然変わらずに待っていてくれることでしょうからね。


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