幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 5月26日 ● 昔の顔で出ています。

 同窓会のサイトができて以来、次々と高校時代の友人との交流が復活しているのですが、2年生の時のクラスの仲間と久しぶりに会って飲む機会がありました。男女4人ずつ計8人。もう10年若かったら、この組み合わせなら、いろいろと艶っぽい話にもなりそうですが、なにせみんな既婚子持ち。上は中2から下は1才まで、それぞれの子どもの話になるのも仕方ないところです。

 男性は僕を除いて全員海外赴任経験もあり、課長とかの役職にも就いていますし、女性もダンナの転勤や親との同居問題などいろいろと苦労しているようで、高校卒業後20年、みんな大人として頑張っているんだなぁ、という感じでした。

 その割に変わらないのがルックス。多分一番変わったのが僕でしょう。他の同級生たちは、高校時代と全然印象が変わっていません。もしかしたら「こいつ、誰?」と思うようなのがいるかと思っていたのですが、タイムスリップしてきたかのように当時の面影をそのまま残していて、顔を見た瞬間にすっとあの頃の気持ちに戻れたような気がしました。

 宴もたけなわ、となってくると、最初は子どもの話や配偶者の話、クラスメイトの近況話などだったのが、どんどん高校時代の思い出話へとシフトしていきます。「へー、そんなことがあったんだ」とか「うぉぉ、その話題はやめてくれー!」みたいなことになっていくのが楽しいところで、やはり旧友との再会の醍醐味はこのあたりにあるのでしょう。

 そして話せば話すほどに「見た目だけではなく、中身も全然変わってないじゃん」と感じるようになるのですが、よくよく考えると、変わっていないんじゃなくて、それを感じさせないだけなのかも知れませんね。今の会社での顔、家庭での顔とは違う、高校時代の顔をみんな持ち出してきて、その顔でお互いに接しているから、変わっていないと思うのかも。ただそうだとしても、そんな顔を見せられる相手は、やはり旧友だけですから、こうした時間が貴重で楽しいひとときであることは間違いないんですけどね。


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