幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 5月6日 ● 伸び悩む伊藤裕子。

 昨日に続いての『古畑任三郎』ネタですが、犯人の大地真央に絡むチョイ役で伊藤裕子が出ていました。僕はこの人、結構前から気になっていて、特に好みというわけではないのですが、名前が平凡な割にはどことなく印象に残る女優だなぁ、と思って注目していました。

 最初に彼女に目をつけたのは草g剛と瀬戸朝香のコメディ『成田離婚』に瀬戸朝香の友人役で出ていた時です。このドラマ以前にもドラマに顔は出していたと思いますが、『成田離婚』では出演者全員がハイテンションの演技(演出があの鈴木雅之だったと思います)。深津絵里や阿部寛、森本レオなどくせ者揃いのキャストの中、可愛い顔して頑張っているな、という印象でした。

 その後、山口智子の後釜としてエステー化学ルームシャルダンのCMに起用され、さらにNTTの企業CMにも起用。「夜もヒッパレ」で歌ったりもしました。そして中居正広、岸谷五朗、木村佳乃出演のコメディ『ブラザーズ』に出演。月9でしたし、これで一気にブレイクするかと思われました。

 ところがこの『ブラザーズ』が悪かったのか、ここから急に伸び悩みます。そもそもこのドラマ、木村佳乃もブレイクせず、岸谷五朗は飽きられ、ジャニーズJr.期待の今井翼も滝沢くんのような人気は出ず、挙げ句に月9不振に加速をつけた「さげまん」ドラマです。伊藤裕子もこのドラマからぱったり勢いが止まってしまいました。特にNTTのCMでは、妹役の深田恭子がその後に大ブレイク、一気にメインの座を明け渡してしまいます。

 で、最近彼女を見かけたのは『きらきらひかる2』で飛び降り自殺する死体役、そして『古畑任三郎』での殺された被害者の恋人役。まるで『アフリカの夜』で松雪泰子が演じている売れない女優そのままの見事な下降線です。もっとも広末涼子や藤原紀香のような単なるシンデレラストーリーを見せられるよりも、こういう人生模様の方が興味深い僕としては、今後もこの伊藤裕子ウォッチャーを続けていくつもりですけどね。


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