幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 5月3日 ● これが日本のサッカーか。

 先日のJリーグ名古屋vs横浜戦。横浜が2点を先制したものの、名古屋が後半猛反撃。ロスタイムに3点目をもぎ取り逆転、勝負を決めたかに思われましたが、その直後にGK川口からのロングボールを城が決めて同点。結局延長後半に横浜がVゴールを決めて、またまた名古屋は延長戦負けを喫してしまいました。

 試合自体は確かに手に汗握る展開、中継していたアナウンサーも「歴史に残る熱戦」などと叫んでいましたが、実は名古屋の気が抜けた一瞬に同点にされたあのロスタイムの1点がなければ、3-2できっちりと勝っていた試合でした。

 試合後ストイコビッチが「これが日本のサッカーだ。終了間際の2、3分に点が入る。理解できない」と嘆いていましたが、本当にJリーグに限らず代表の試合でもそういう点の入り方が多いです。熱戦のように思えますが、無駄に試合をもつれさせていると言ってもいいでしょう。

 ストイコビッチが報道陣に「どうしてそうなるのでしょう?」と聞かれて「集中力の問題だろう」と答えていましたが、まだまだどこで集中しなくてはいけないのか、どこが危険な時間帯なのか、それが理解できていないということを彼は言いたかったようです。

 Jリーグが発足した1993年、あの「ドーハの悲劇」がありました。あれも最後の1分に集中できなかった結末です。あれから6年経ったのに、未だにストイコビッチに「これが日本のサッカーだ」と落胆されてしまうところが情けないです。確かに技術レベル、戦術レベルはJリーグが生まれてからのこの6年、日本のサッカーは目覚ましく進歩を続けてきたと思いますが、未だに精神面では未熟なままなのでしょうか。


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