幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 4月26日 ● フジの不敗神話敗れる。

 小野がいないだけで、あそこまでチームとしての機能が落ちるのでしょうか。スペインに4-0と完敗したユース代表の決勝戦を見てて、小野の存在の大きさ、キャプテンシィの高さを改めて痛感させられました。

 小野が欠けることで攻めのパターンが単調になることは、ある程度予想できましたが、守備があそこまでバタバタになるとは思いませんでした。最初の失点こそ不運な面もありましたが、その後ズルズルと後退していく様は、やはり小野という精神的支柱を欠いているからかと思わせました。

 しかしまあ今回は目標のベスト4入りを果たし、そのひとつ上までいったというだけで十分ですから、決勝戦の惨敗をそれほど落胆することもないと思います。大切なのはこのユースでの準優勝を2000年のシドニー五輪、そして2002年のワールドカップへとうまくつなげていくことです。

 トルシエ監督としても、今回の結果で当分代表監督としてやりやすくなることでしょう。なにせサッカー協会は、少しでも負けるとすぐに監督の首を切りたがります。ブラジルやドイツのような完成されたサッカー大国ならばともかく、日本のような発展途上国では、この人に監督を、と決めたら長い目で見て任せてしまうべきだと思っていましたから、これで外野のうるさい声が小さくなるのは良いことです。

 ところで今回急遽フジテレビが生中継をしたわけですが、これまで代表戦中継で負けたことがないというフジテレビの売り物「不敗神話」がこれで瓦解しました。自分たちだけで大騒ぎしているような余計な縁起担ぎがなくなって、ちょっとホッとしています。なにせフジの中継って騒々しくて感情的で好きじゃないんですよね。

 今回も最初はBSで見ていましたが、3点目が入ってからはフジに切り替えました。不敗神話についてなにかコメントするかと思って。でもあまり余計なことはさすがに長坂アナも言いませんでしたね。これで勝っていたらまた自慢したんだろうけど。



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