幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 4月23日 ● 中継ぎ陣の息切れが心配。

 結局スワローズ戦もきっちり勝ち越して16試合を14勝2敗。世界ユース代表チームも強いが、ドラゴンズも本当に強いです。僕は小学校3年生(1969年)の頃から熱心にプロ野球を見てきましたが、ここまで強いドラゴンズというのはこの30年間で初めてです。1974年も1982年も1988年も(いずれも優勝した年です)、ここまで強いなぁ、と感じたことはありませんでした。

 ドラゴンズの強さの分析は、各局スポーツ報道でも論じていますが、要はつながりの良い打線と強力投手陣に尽きるわけです。そんな誰だって言えることを仰々しくカメラの前で語る評論家風情は噴飯ものですがね。

 僕はその中でもやはり中継ぎ投手陣の安定感と、星野監督(もしくは山田コーチ)の投手交代の巧みさが勝因の大きな要素だと考えています。岩瀬、正津、中山、前田、落合と言った面々を上手にやり繰りして宣につなぐ采配の妙こそを、もっとマスコミは称賛すべきでしょう。

 しかし、だからこそ今後崩れるかも知れない心配のタネも、その中継ぎ投手陣にあります。なにせ先発陣が踏ん張れません。もっとも安定していた武田さえ3試合目ではノックアウトされてしまい、野口も川上も当てにならない今、中継ぎ投手陣は開幕からずっとフル稼働状態が続いています。

 先発投手と違い毎試合ブルペンで出番を待つために肩を作っている救援投手は、疲労の蓄積の仕方が全然違うことでしょう。たまには大敗したり、逆に前半で大量点を取って楽勝したりしていれば良いのですが、ここまで結構競り勝った試合が多かっただけに、中継ぎ投手陣の出番も多く、疲れ方も半端じゃないと思います。

 4月は開幕したばっかりで気合いが入っているから良いのでしょうが、これから蒸し暑くなる季節になると、果たして今のようなスクランブル状態で持ちこたえられるのかどうかとても心配です。まあこれだけ勝っているんですから、少しは心配のタネでも挙げておかないと他の球団が可哀想ですしね。ま、余裕余裕(笑)。

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