幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 4月22日 ● 息子とキャッチボール、娘とテニス。

 『フィールド・オブ・ドリームズ』を見るまでもなく、アメリカでも日本でも父親と息子のキャッチボールというのは、スポーツ好きの男にとって、一種の憧れであり、父子関係の象徴です。酒好きの男が息子と酒を酌み交わす日を楽しみにするように、スポーツ好きの男は息子とキャッチボールをしてみたいと願っているものです。

 最近、うちの4年生になる息子もキャッチボールが随分上手になってきまして、父子でのキャッチボールもようやく様になってきました。もっとも僕たちの子どもの頃ほど小学生も野球好きではないようで、ファミコンの相手なら事欠かないのに、キャッチボールの相手はもっぱら僕しかいないようですけどね。

 日曜日に公園に行っても、キャッチボールをしている親子連れというのは昔に比べると本当に少数派です。僕の推測では1970年頃と比べると30年間の間に親子キャッチボール族は5分の1くらいになってしまっているような気がします。誰か正確なデータでも持っていればいいのですが、そんな調査はミズノやSSKでも多分やってないでしょうね。

 ところで息子とはキャッチボールしていれば平和でいいですけど、娘とはなにをどうしたら良いのか?これが最近の僕の悩みです。今までは抱っこしたり「高い高い」したりしていれば良かったのですが、なにせ娘なんてものは、すぐに「お父さん嫌い」「お父さん臭い」と言い出すものらしいですからね。現在5才の娘もいつなんどきそんな悪魔のような言葉を吐き出さないとは限りませんから、それまでにコミュニケーションの新しい方法を編み出さないといけません。

 と言うことで、とりあえず娘とテニスをしてみました。もちろん5才ですからラケットもまともに振れるわけではありませんが、ボールを投げてやって、ラケットに当てるだけでも楽しいようです。これならわざわざテニスコートに行かずとも、そのへんの公園でできますから金も迷惑もかかりませんし。いや、小さな子どもがコートをうろうろしていると危ないんですよ、ほんと。

 それに最近はキッズ用と謳ったテニスグッズがメーカーからいろいろ出ていますが、これがまたいっぱしのお金を取るんですよ。ラケットも数千円するし、シューズやウエアに至っては、大人のものと大差ありません。自分のテニスグッズを買うのに手一杯で、子どものためになんてお金はありませんから、そういうものには見向きもせずに、娘とシンプルに遊ぼうと思っています。まあそのうち本人が気づくでしょうけどね。果たしてその時まで一緒に父親と遊んでくれるかどうかも心もとないですから、無駄な投資はできませんよ。

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