幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 4月16日 ● とうとう開幕10連勝。

 絶好調のドラゴンズ。投打が見事に噛み合って開幕からの連勝をとうとう2ケタに乗せました。ドラゴンズの10連勝というのは30年ぶり、開幕からの連勝記録はセ・リーグ記録をすでに超えて、いよいよ日本記録の11連勝に並ぶかどうかというところまできました。

 もっとも頼りになる野口、山本昌、川上、武田をここまで使ってしまい、記録のかかるジャイアンツ戦をサムソン、鶴田でタイ記録、新記録に挑まなければなりませんから、ちょっと不安は残りますが、まあ正津、落合、宣と中継ぎ・抑えが万全ですから、なんとかいけるでしょう。

 それに何と言っても今年のドラゴンズは長年の課題だったタイムリー欠乏症が解消されて、打線がつながるところが素晴らしい。長打力こそ欠けるものの、たたみかける迫力は横浜マシンガン打線にひけをとりません。特にキャッチャーの中村が好調なのが良いですね。打つ方がいいとリードも冴えます。逆に言えば、中村が怪我をすると怖いことになってしまいますけどね。

 さらに展開的に良いのは、この10連勝の間に他のチームが全てダンゴ状態でもたもたしていて、どこも追いかけてくるチームがないことです。ドラゴンズ以外は全て5割を切った借金状態。まさに文字通りの一人勝ちです。ちょっと気になるのは、開幕6連敗で死んだと思われたベイスターズが、その後4連勝して生き返ってしまったことですね。やはり去年のチャンピオンチームですから、要注意でしょう。

 今や名古屋の街はもう優勝したかのような大騒ぎです。5月にマジック点灯、6月にV決定、7月は海外旅行(笑)というスケジュールまで言われています。長年のファンの中には、「自分が応援に行くと負けるから」と怖くて名古屋ドームに観戦に行けないという人がいるくらい、名古屋はマジで盛り上がっています。

 ところが予想通りなことではありますが、相変わらず東京のマスコミは地方球団に冷淡です。日テレは仕方ないとしても、フジやTBSも一応ドラゴンズの話題は取り上げてくれますが、どこか冷ややかな感じです。あくまでも野球ニュースの優先順位は一に松坂、二に長嶋、三に野村で四に大リーグ情報という感じ。ドラゴンズのことなんて確かに東京じゃニーズはないのでしょう。せいぜい星野監督に絡めて取り上げるだけ。センバツで沖縄尚学が優勝した時の、覚めた取り上げ方と共通したものを感じます。

 まあ良いです。名古屋は名古屋で盛り上がりますから。昭和最後の年に優勝して以来、平成の10年間で2位5回。もう2位はいりません。溜まった鬱憤を一気に解消するチャンスです。1900年代最後の年に優勝して、2000年に向けて弾みをつけましょう。どうせ中部新国際空港も愛知万博も盛り上がっているのは名古屋だけなんですし。

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