幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 4月13日 ● トルシエ・ボーイズの活躍。

 サッカー世界ユースで見事日本は予選ブロックを1位で突破、決勝トーナメントに進出しました。ユース代表チームは20才以下の選手で構成されていますから、2002年のW杯はもちろん、2006年にもフル代表の主力として活躍できる選手ばかりです。彼らの活躍は、21世紀の日本サッカーの明るい希望でもあります。

 このユース代表、そして23才以下で構成される五輪代表、そしてフル代表と3つの代表チームをトルシエ監督は1人で任されています。いわば日本サッカー界のこれから10年を担う逸材が全てトルシエ・ボーイズになるわけです。

 現在の各代表のプレーぶりを見ていると、トルシエの意図しているサッカーがもっとも浸透しているのは、ユース代表であり、まだまだこれからなのがフル代表のように思えます。もちろん若い経験の浅い選手たちだけに、乾いたスポンジのようにより早く新しい戦術を身につけられるだろうことはわかります。また一緒に練習する時間も、各チームの主力ではないユース代表がもっとも取りやすいということもあるでしょう。

 ただ、そういういろいろを差し引いても、やはり日本のサッカー界は若ければ若いほど優秀なタレントが揃っているように感じます。子どもの頃からサッカーに親しみ、野球よりもサッカーを選ぶ世代が、とうとうその年齢に達してきたからでしょう。

 願わくば、この若い世代に中田のように早く世界へと飛び立って欲しいと思います。日本の甘やかされた環境でいつまでもサッカーをやっていては、厳しさが足りないままです。フル代表を集める時には、少なくとも5〜6人はヨーロッパから帰ってくるような、そんな世界で揉まれている代表になって初めて、本当に世界のサッカーに立ち向かえることでしょう。

 今回の世界ユースは勝つことよりも、この経験が彼らの糧になればそれでいいわけです。できたらこれが契機となって、小野や高原らにヨーロッパのチームからオファーが来れば言うことなしなんですけどね。後はどんな些細なチャンスでも飛びつく勇気、それだけでしょう。


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