幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 9月18日 ● 何のための内閣改造か。 高市首相の第二次改造内閣が発足しました。大手マスコミもあれこれと報道していますが、裏金議員2人と維新の前科持ちを入閣させたことでより不評を買っただけで、高市が言っていた「革命的」な人事どころか、全く何を替えたかったのか、どこが変わったのかわからない「微改造」内閣の船出となりました。「アンケート」なるものを提出させて、それを読み込んで人事を行ったということですが、いかにも独断で誰の知恵も借りずにひとりで何でもやりたがる高市らしいやり方です。そしてその結果が類を見ないほど「しょぼい」あたりも、いかにも高市らしさ全開です。 そもそも木原、片山、茂木、赤沢、小泉あたりの主要閣僚を留任させるのなら、無理に改造しなくても良かったでしょう。逆の意味での目玉になったのは林が閣外に出たことくらいです。要は来年の総裁選のライバルを閣内に取り込んで「無効化」して無投票で再選を果たしたいと目論んだのに、林だけは取り込みそこなったということです。これで総裁選は高市vs林の対決になることはほぼ確定です。他に有力な候補が出てくるかどうかはわかりませんが、少なくとも無投票での再選はなくなりました。高市としては痛恨の極みではないかと思います。 高市の本当の狙いは「麻生外し」のはずでした。麻生の後ろ盾があっての政権であることは百も承知でしょうが、そもそも麻生と高市では財政政策が水と油です。それでも麻生が高市を支えるのは、自分の言いなりになる首相が一番都合が良いからです。そのためには高市が無投票当選では困ります。麻生の支えが不要になるからです。だから麻生は林が閣外に出て高市のライバルになるように仕向けたのではないかと思います。林は先の総裁選で議員票では高市を上回りました。政策面でも能力面でも高市と全く異なる有能で強力なライバルだけに、高市は麻生をないがしろにはできなくなりました。麻生の狙い通りです。党も麻生副総裁、鈴木幹事長が留任となり、麻生傀儡政権はこれからも続くことになりました。高市にしてみれば麻生頼みは変わらない上に、敵を増やしただけの内閣改造となりました。 敵を増やしたと言えば、自民党の石井参院幹事長を交代させたことも結果としてしくじりです。そもそも参院の党人事は総裁不介入が原則だったのに、その聖域に手を突っ込んでしまいました。それだけ石井のことが嫌いだったのでしょうが、参院側にしてみれば聖域のはずの人事に介入してきたことでアンチ高市を増やしただけです。総裁選で参院自民の議員票が大量に林に流れたら、ますます高市の麻生依存は強くならざるを得ません。感情的に意地を張って先を読まずに悪手に突っ走ることで、さらに失敗を重ねるという「高市しぐさ」をこの1年近く繰り返し見せられてきました。いつまでこんな醜態が続くのか、溜息しか出ません。 |