幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 8月26日 ● 涌井通算170勝。 中日の涌井秀章が今日の阪神戦で先発し、6回無失点の好投で今季4勝目をマークしました。これで通算170勝。これがなぜメモリアルかと言うと、涌井の高校の先輩である松坂大輔の日米通算勝利数が170勝だからだそうです。5歳差の松坂は涌井にとっては憧れの先輩ということで、その松坂に記録の上で並ぶのがひとつの目標だったらしく、それが達成できた今夜の勝利が特別だったということのようです。 涌井は今季の前半ずっと2軍暮らしが続いていました。2軍では好投しているという話でしたが、なかなか1軍に上がってきません。これは中日首脳陣が若手投手を育てたいという思惑があったからでしょう。高橋宏に続く先発投手としてルーキーの中西や桜井、2年目の金丸らを積極的にローテーションに組み込んで投げさせていました。しかし残念ながら中西も桜井も結果が出せず、それに応じたようにチームも最下位を独走。仕方なく涌井を1軍に上げることになりました。 これについては元監督の落合が「なぜ涌井を上で投げさせない?」と早くから疑問を投じていました。2軍は若手を育成するところであって、1軍の選手は調整のために2軍にいるのだから、調整できていれば1軍に上げるべき。若手より力があるなら当然ベテランを起用するし、同じ力であっても経験を積んでいるベテランの方が頼りになる、試合に勝つために野球をしている1軍では、若手よりベテランを使うと落合は言うのです。全くもって正論です。 涌井がローテーションに加わってからの中日は先発投手陣がかなり安定し、成績もじわじわと6月から上昇してきました。涌井だけの力ではなく、松山も戻ってきたし、高橋宏も復活したし、サノーも日本の野球に順応しはじめているし、戦力は春に比べて充実してきたのが成績アップの大きな要因です。ヤクルトが大失速したこともあって、いま3位から6位までの4チームが1.5ゲーム差の中にひしめく大混戦となりました。残り30試合を切った段階でこの僅差を勝ち切ってCSに進出するには、経験のあるベテランの力が何より必要です。中日は大野、柳、涌井の3人の先発と、代打で大活躍している阿部がベテランとして頼りになるのはもちろんですが、僕は大島を1軍に上げてジョーカーとして使ってみてはどうかと思っています。強かった落合監督時代の中日をもっとも知っている現役選手だからです。 そしてなにより中日の不安なところは井上監督の迷采配です。井上が閃いた作戦は大抵理屈を超えていて、単なる井上の願望なので、現実にはロクなことになりません。昨年もAクラス入り目前で「藤浪対策左打線」を組んで負けて、チームの勢いを失わせてしまいました。ああいう致命的な失敗を今年もするんじゃないかと戦々恐々としています。頼むから余計なことをしないでセオリー通りの野球をして欲しいです。 |