幹事クリタのコーカイ日誌2026

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8月24日 ● 日曜夜ドラマ対決。

 「VIVANT」が好調のようです。視聴率的に期待ほどではないという声もありますが、現在のテレビドラマの視聴状況を考えれば、群を抜いて高い視聴率でしょう。YouTubeには考察動画が溢れていて、あれやこれやと考察が行われています。1話が終わるごとに答え合わせがされ、さらにその回に新たに出てきた謎や疑惑について推察が披露されていて、大いに盛り上がっているなと思います。制作側もこうなることを織り込んだ上でドラマを作っているのですから、ミスリードになりそうなエピソードも入れたりして、考察部隊を翻弄しようとしています。

 僕は以前にも書きましたが、今シリーズは少々ミステリー要素が強すぎると感じています。やたらと情報量が多くて、見ている方の頭が混乱します。この感じ、どこかであったなと思ったら、富樫義博の人気マンガ「HUNTER×HUNTER」に似ています。情報量が多くてマンガというより小説みたいに文字だらけになっていますが、「VIVANT」もセリフが多すぎて、演じる俳優陣も大変そうです。もう少し前シリーズのようにアクションシーンを多用して、もっと映像を見ているだけでワクワクするような絵作りをしてくれないかなとは思っています。

 好調な[VIVANT」に比べて、どうも盛り上がりに欠ける気がするのが大河ドラマ「豊臣兄弟!」です。つまらないわけではありませんが、同じ日曜夜の大型ドラマ同士として見比べると、スケール感も小さいし、話が盛り上がらずに落ち着いてしまっている感じです。大きな原因のひとつは主人公に主人公感が乏しいことです。これは豊臣兄弟と言いながらも、主役を秀吉ではなく秀長にしてしまったせいですが、やはり歴史を動かしているのは常に秀吉であって、秀長はそれについていってるだけの受け身の立場なのが、いまひとつ盛り上がらない要因でしょう。

 特に本能寺の変以降、いよいよ秀吉がどんどんダークサイドに堕ちて変わっていっているのに、秀長は相変わらず善人のままで、ある意味初期からあまり成長が見られません。ふたりのキャラクターの対比を見せたいのでしょうが、秀吉の善悪を超えたパワーで物語が動いているので、単にいい人で誰からも好かれるだけの秀長を見ていても物足りない感じがします。

 しかも「VIVANT」は全く先が読めない展開なのに、「豊臣兄弟!」はこの先に何が起きるか、みんな知っています。スケールや展開の面白さでは圧倒的なハンデを背負っているのに、ストーリーではなく兄弟を中心とした家族愛を描くことに力が注がれているので、余計にホームドラマのような小さな物語になってしまっています。そういうドラマを好む人もいるでしょうが、大河ドラマの昔からのファンは家族愛を描くようなホームドラマを望んではいないでしょう。「VIVANT」がなければ、そこまで比較もされなかったでしょうが、NHKにしてみれば相手が悪かったとしか言いようがありません。



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