幹事クリタのコーカイ日誌2026

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7月22日 ● 博覧強記の人。

 山田五郎が亡くなりました。67歳。ほんの少し年上ですがほぼ同世代だけに、その存在には親近感を持っていました。最初に知名度が上がったのは「タモリ倶楽部」での「お尻評論家」としてでした。肩書も変なら見た目もちょっと変で、いかにもタモリ倶楽部に出てきそうな変人でしたが、ソフトな語り口やマニアックな視点、都会的なセンス、いかにも「あの頃」の文化人でした。「ボキャブラ天国」や「どっちの料理ショー」などでのテレビタレントとしてだけではなく、彼の本領が発揮されていた評論やコラムが好きでした。個人的には「BSマンガ夜話」での山田五郎も良かったです。

 最近は癌を患っていることを告白しながらも活動を続けていて、テレビでたまに見かけるたびに大丈夫かなと心配をしていました。同世代の著名人が亡くなると、多くの人が癌です。昔のように本人にひたすら隠すようなことはしなくなりましたし、ある程度は治る場合も増えたのでしょうが、やはり「まだ若いのに」と惜しまれながら亡くなる人が多いことを思うと、もっと癌に対する治療が進歩することを願わずにはいられません。

 ちなみに山田五郎は晩年は「博覧強記」の人だと紹介されることが多かったです。博識で記憶力が良い人、という意味ですが、単純にクイズが強い人とは少し違う気がします。クイズの強い人は「広く浅く」というか、クイズに出るような知識を効率よく押さえている感じがしますが、博覧強記の人は「広く深く」知識の奥行がある感じがします。要は無駄と思えるようなことまで覚えていて、それぞれの分野について造詣が深く、蘊蓄をどれだけでも語れるイメージです。特に文化や芸術、歴史などについての知識がたっぷりある人の方がより賢い感じがしてしまいます。

 僕もクイズ好きですから、クイズに出てくるような知識はそれなりに覚えてきましたし、好きなことならもっと深掘りしてしまいますが、ついスポーツや芸能に特化しがちです。芸術や文化についてもっと造詣を深めて「博覧強記」の人に近づきたいと思います。そういう意味でも憧れの山田五郎でした。



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