幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 7月13日 ● メリーポピンズ・リターンズ。 ディズニープラスに加入したので、早速見ていないディズニー作品を見てみました。最初に選んだのは「メリーポピンズ・リターンズ」。ご存知のようにジュリー・アンドリュース主演の「メリーポピンズ」は映画史に残る傑作です。我が家では子どもたちが小さい頃に毎日見ていたので、家族全員が歌やセリフまで覚えてしまうくらいに慣れ親しんでいた作品でした。1964年制作のこの名作の続編が50年以上経って2018年に公開されましたが、どう考えてもオリジナルを超えることはないと思ったのでずっと未見でしたが、ディズニープラス加入記念の最初に見る作品としてはこれをおいて他にないと家族全員で鑑賞しました。 50年以上経って制作されていますが、時代設定は前作から25年経った1930年代。大恐慌による不況がイギリスにも及んでいて、前作の舞台となったバンクス家も家屋敷を抵当として奪われようとしているところから物語は始まります。ストーリーとしては前作よりも単調です。最終的にはハッピーエンドになるのはもちろん予想通りなのですが、ストーリーよりも歌とダンスに主眼が置かれているのかなと感じるほど、ミュージカルシーンが目立ちます。もちろんそのクオリティは高いのですが、50年以上前に比べて歌もダンスも進化したこの時代に見ると、それほど驚きやワクワク感がないのは、やはり見る側の目が肥えてしまったからかもと感じました。 アニメーションと実写の融合や特殊撮影なども、同様に1960年代の技術なら驚きでしたが、今となっては前作のリメイクにしか感じられなくて、この時代にこうしたファンタジー作品を作る難しさを逆に感じてしまいました。どれだけ滑らかに自然に作られていても、既視感があって「ふーん」としか思わないのです。 前作から25年後なので、同じ役の人物が出てきますが、演じる俳優は変わっています。ただ前作と見た目が変わっていないはずの主人公のメリーポピンズは前作のジュリー・アンドリュースに比べて今作のエミリー・ブラントの方がかなりきつい印象で、ちょっとツンケンしていて優しさを感じられません。ジュリー・アンドリュースの人間味の深さがナニーには似合っていたなと思います。また前作ではほぼダブル主演だったバート役を演じたディック・ヴァン・ダイクは今作ではカメオ出演していて、バート役の後任にあたる弟分のジャックが新たに登場しますが、これが恋愛模様になっているのも納得いきません。妖精のような役柄なんですから、そういう要素は不要だったのではないかと思いますし、髭が濃いのも男臭くて何だかなぁと。 全体に前作の下位互換という印象で、50年以上経って作っても越えられない高い壁だったかと、改めてオリジナルの素晴らしさを再確認した思いです。 |